SARDにてワンオフで作製してもらった
黒86用のマフラー
向かって左側へのシングル出しでしたが
アンダーデュフェーザーを製作するのに邪魔になると言う事で
ちょん切られました・・・
そして、出口付近を新たに製作する事になり
新規のパイプから材料を切り出し
チタン溶接
スポットタイマーを上手に使う事で均一なビードを造ることが出来るようになりました。
アフターシールドをキチンと行う事で溶接個所がキレイな光沢のあるゴールドになっています。
青っちくて光沢の無い溶接跡はアフターシールドが十分に行われていない証拠だそうです。
チタン溶接で一番大事なのが
マフラーの中側に不活性ガスを送り込む、バックシールド
バックシールドを行うためには
ツインレギュレーターが必要だったり、アルゴンガスも通常の倍必要になったりと
手間も材料費も掛かるのですが、きちんとシールドしてやる事で
溶接の溶け込みが裏面までキチンと溶融して、バックシールドを行わない場合の2倍以上の強度が出ます。
粗悪チタンマフラーで有名な某社の激安品
表面はキレイなのに、使い始めるとすぐに割れる、折れる、落ちる・・・
溶接面の裏側を見ると納得します。
バックシールドされずに溶接裏面が白っぽくカサカサになっています。
そうならない為にもキチンとした作業を進めながら
微妙な寸法出しを繰り返して仮付けしたマフラーを
キチンとバックシールドしてから本溶接
ハンガーの無い状態でもキチンと真ん中に出口が来ました。
ハンガーの位置も
新設して
フック棒を
溶接
これで
デュフェーザーの自由度が上がった・・・のかな?