ST205 セリカGT-FOUR LINK G4+セッティング完了

パワーFCからLINK G4+プラグインに変更したST205 セリカGT-FOUR

ハイエースのパワーチェックが終わるのを待って

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ダイナパックへ!

 

今回は試験的に

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燃圧をハイプレッシャーに設定して、燃料噴射時間そのものは短めに設定する事で

通常使用域の燃費向上につながらないかを試すので

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燃圧計を装着してイニシャルで4Kまで上げて行きます。

当然アイドリング付近を含めて、A/Fは濃くなるので全域を薄くして行く必要があります。

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LINKの制御ソフトには色々な項目が備わっているので

燃料マスターやマスタートリムなどを、3Kから4Kに上がった分の燃料増量分の机上計算値に変更し

あとは実際にダイナパックを回しながら増減を合わせこんで行きます。

 

以前パワーFCにてセッティングした時はこんな感じになっていましたが

今回は

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ブーストOFF~MAXまでの4段階でこんな感じでした。

前回のグラフと比較すると

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グラフ本数が多くて見にくいですが、MAXパワーは変わらずに最大トルクを少し上げました。

ブーストは

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MAXで1.24kと前回のブーストよりも

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各チャンネル落とす方向に振りましたが、パワーは落ちていません。

エンジン的にはブーストを下げてマージンが増えながらも

パワーダウンは避けれたので良い感じだと思います。

 

コンピューター換えてパワー、変わらないの?って思うかもしれませんが

基本的にMAXパワーはタービンとブーストである程度は決まるので

コンピューターそのものでエンジンに入る空気量を大幅に変えることは

出来ません。(行いません。)

っが、LINKにした場合の最大の恩恵は全開域のMAXパワーではなく

過渡領域における制御スピードの速さです。

乗り比べた事が無い人にその違いを理解しろと言うのは無理な話です。

意を決してコンピューターチェンジを行ったオーナーだけが体感できる

滑る様なエンジンの回転上昇具合は処理速度の遅いCPUを搭載したフルコンでは実現できない部分です。

 

セリカもすでにダイナパックから降ろして実走セッティングに移行していますが

5速、1200rpm付近からの無茶振りのようなアクセル全開にも

グズつくことなく、ス~と加速して行きます。

 

換えて大正解だったと思います。

 

そしてまた1セット

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G4+のGTR用プラグインとCanLambdaユニット&ブーストコントロールユニットのセットが入庫!

今度はHKSのVproVer3.4からの乗り換え装着です。