ダイナパックでも実走行でもセッティングの際に気を付けるのは
空燃比(A/F)とノッキングです。
A/Fはメーターがかなり安価になったので、色んなメーカーを試して見て
今の所一番信頼性と汎用性の高いイノベート製のLMシリーズを
使っています。
ノッキングに関しても色々なモニターを使っています。
単純なクリップマイクをエンジンに装着して
アンプに入力し、ヘッド本で音を聞き
全周波数の中から自分でノックを聞き分けるパターン
経験があればこれが一番確実ですが
長時間聞き続けると耳がおかしくなってノック音が聞き分けられなくなります。
HKSさんのA/F Knockアンプ
も使っていますが
とにかくノックを聞くまでの設定が面倒くさく
セッティング毎に車種が異なるショップ向けではないと思います。
常設してしまうなら、AF計の役割も付いているのでコストパフォーマンス的には良いかもしれません。
Linkのノックモニターはキャリブレーションが非常に楽で
目視でノックが確認できるので、非常に便利ですがやっぱりノックの最終確認は音で聞きたい・・・。
LINKのノックモニターと同時期に使い始めたのが
MlaboのDEKAと言うノックアナライザーで、WIN-XPでは非常に調子よく動いていました。
モニターによる走行後の確認も出来ますし、PCにヘッドホンを差し込めば
リアルに音が聞けるうえ、バンドパスフィルター機能により不要な周波数をカット出来るので
すべてのエンジンノイズを聞かなくてもよく、長時間のセッティングでも耳がおかしくなることはありませんでした。
セッティングソフトのほとんどをWIN10 PCに移行したこともあり
このDEKAのソフトもWIN10にインストールしたのですが、どうにも音が出なくなってしまいました。
入出力デバイスの設定で、デバイスの音を直接聞くような設定にすると音は出るのですが
バンドパスフィルターが無効になってしまい、全周波数の音を聞くしかなくなってしまいます。
どうした物か?と悩んで設定の方法が無いかYOUTUBEさんをウロウロしていたら
PLEXと言うメーカーのノックモニターの使い方説明の動画を見つけ
「コレ使えるんじゃない!?」
っと直感
購入先を探していると、いつもお世話になっているアラテックさんが
「試供品で良ければ試してみる?」
と言う事で
・・・裸 なんですね。
そのままだと使用中のショート等怖いのと、手持ちのノックセンサーと
カプラー形状が違うので、パラレルでRCAピンを繋げて
ピンセットのセットが入っていたケースを使って外箱を製作
出来栄えは?ですが、裸で使うよりは安心です。
ノックセンサーと電源を繋げ、専用ソフトをダウンロードして
WIN10 PCとも接続。
センサーをドライバーでコンコンと軽くたたくとヘッドホンからちゃんと音が聞こえてきます。
バンドパスフィルターも内蔵なので聞きたい周波数を選ぶことも可能です。
次回のセッティングで実戦使用する予定です。