加速不良のトラブルシューティングを行っている MNH15 アルファードですが
前回の試運転ではエアクリーナーボックス内のエアフロの仕切り板の有無で
症状の発生に関係があるのかどうかを調べましたが
今回は
装着されていたトラストのイーマネージ アルティメイトやVマネージを取り外すとどうなのかを検証するため
ハーネス事取り外して、試運転に出かけることにしました。
前回入庫時は各サブコンの前面にあるDIPスイッチをOFFにすることで
サブコンのデーターをスルーさせましたが
点火時期が極端にリタードすると言う症状は治りませんでした。
その為、今回は各サブコン本体やハーネスの不具合も鑑みて
一度すべてを撤去してどういう結果が出るかを見てみることになりました。
外したハーネス類は
メーカー側の配線図を参照しながら、二人掛かりでチェックしましたが
結線間違いなどは発見できませんでした。
店舗での業務を終えて
いつものテストコースに赴き、前回症状が発症したのと同じアクセルの踏み方をしますが
点火時期は30度付近でビタっと安定し、快調そのものです。
トータルで
100kmほど試運転を繰り返しましたが、エンジンチェックランプの点灯は無く
トラブルコードも一切入力されません。
この事から、加速不良の原因は今回取り外した4つの部品
イーマネージアルティメイト、車種別ハーネス、Vマネージ、Vマネージ用ハーネス
もしくは各サブコンの中に入っているデーターが原因と断定出来ます。
データーに関してはノーマルデーターに復帰させても症状が出る事
セッティングデーターが入力されていても、特定の状況にならなければ症状は発症しない事から
今回の加速不良の直接の原因となっているとは考えにくいのですが・・・
メーカー側の見解も交えて、総合的に判断する必要がありそうです。