先日からトラブルシューティングを始めた
JZX110は
サージタンクごと移植されていたJZX100用のスロットルを手直しして
サブスロットル側のバタフライを完全に撤去しました。
同時にメインスロットル側を徹底的に洗浄し、スロットルポジションセンサーの出力線と
パワーFCの入力線をチェック!
へんな抵抗が働いていないかを1本ずつ確認していきます。
JAX100の整備書を見ると、アイドルポジションセンサーの調整の仕方も載っているので
パワーFCでは使いませんが、アイドリング領域から外れた時の電圧を確認する為にも
アイドルポジションとスロットルポジションを規定値に合わせます。
すべての配線チェックと、パワーFCのアイドリング学習を一度リセットしたら
エンジンスタート
最初はワ~ん~ ワ~ん~ とハンチングしていますが、学習を終了させると
ピタッとアイドリングが安定しました。
メーターのタコとは若干の誤差があるようで、パワーFCでは900rpmを維持していて
目標回転数通りの数字です。
ちなみに純正水温メーターが上がりきっていないのは、JZX110に
今回使用したハーネスを使ってJZX100用パワーFCを装着する時の仕様のようで
信号をバイパス処理してしまうと、パワーFCに流れる水温信号がおかしな数字になってしまうので
それを防止するための処置の様です。
パワーFC内部のチップを一部取り外せば、純正メーターを優先させることが出来るようですが
今回は社外の水温メーターもFCコマンダーもあるので、純正は見捨てます。
社外水温メーターで90度までチェックしましたが、ハンチングは発症しませんでした。
よし、アイドリング時の不具合は治ったようなので
続いては極低負荷時のハンチングが起きないかを確認していきます。