先日分解した
1JZ-GTEエンジンは、ヘッドガスケットをHKSの1.6mmに変更し
消耗部品は新品に交換した上で組み上げ
EX側にはスライドカムプーリーを入れて、
1.6mmのガスケットでずれてしまったバルタイを元に戻してイニシャルマーク
ペイントされている位置が、今回のガスケットを使用した状態での整備書通りのバルタイ位置
メーカーの準備した目盛を見ると何度ズレているか分かると思いますが
ガスケット交換だけでもこれだけバルタイが変わると言う事です。
たかだか数度の話・・・と思うかも知れませんが
EXのバルタイ調整なんて、そもそも数度しか調整しません。
それだけでパワー特性もトルク特性も変化します。
イニシャルの位置が分かっているか、分かっていないかで
どちら側から調整を始めれば良いかもすぐに判断できますので
ダイナパックでバルタイセッティングするときも無駄な時間を使わずに済みます。
やはり自店で組んだエンジンは安心してセッティング出来ますね。
同じJZX100でもこちらはマークⅡの作業
ドリフトでの激しい使用に負けてしまった
GT1のドリクラ
ディスクはスリットが見えなくなるほどツンツルテンになり
カバーには
根性焼きの跡が・・・(笑)
今回はドリフト界ではあまり使われていない
カーボンツインプレートを装着
ATSのカーボンプレートは他メーカーのカーボンクラッチとは製造方法が異なり
きちんとした組み込みさえできれば、ドリフトだろうとグリップだろうと非常に寿命が長く
操作感も非常に楽です。
単品での価格を考えると少々高額ですが
すぐに消耗してしまうクラッチを使って、何回分かの工賃を相殺すれば
ロングスパンでの使用する人には、トータルではコストダウンになると思います。
いつクラッシュするか分かんね~
と言うクルマにはお勧めしませんが、
街乗りを兼ねた大事なドリ車にはお勧めの一品です。