1速にギヤが入らないことがあると言うことで
GRB インプレッサの6速ミッションを降ろし、内部を分解してOHする事になりました。
ミッションの締結ボルトを外すため上置きインタークーラーが邪魔になるので
ステーもろとも取り外して行きます。
4WDなのでフロントドライブシャフトを切り離す必要がありますが
それよりもスバル車は新車組み上げ時にかなりのオーバートルクで締め付けられているので
各部のねじを緩める方が大変です。
今回はMT-ASSYを分解してメインシャフト&ギヤと
カウンターシャフト&ギヤを取り出すまでにトルクスを5本折りました。
それでもネジは緩まず(ネジロック材は使われていない箇所です。)
結局ネジをドリルで揉んで頭を飛ばし、ようやく取り外せました。
整備書によると規定トルクは25Nのネジですが、
インパクトを使ってトルクス側が折れるってどう言う組み付けをしてるんですかね?
更に今からはサイズ的に屈強なナットを緩ませなければ行けませんが
超ロングのトルクレンチと要らなくなったクラッチで造った回り止めを用意したり
55㎜のボックスを用意してプレスではさんだシャフトから一気に緩めるなどして
なんとか
バラバラになりました。
1速ギヤ
を抜くために
要らなくなったブレーキローターを使って作ったワンオフのスリーブも大活躍。
GDBやGRBの6速ミッション分解OHは生半可な覚悟で挑むと痛い目を見ますね。
問題の1速ギヤですが、見た目には大きな問題もないのですが部品を検索すると
1速だけでは現状のギヤとは互換性のない部品を供給する事になっている様で
1速に関連する部品はすべて変更しろ!と言う要求です。
コレって今までの1速では何らかの不具合が出たので、まとめて対策部品に変更したって事ですよね~
スバルさん、勘弁してくださいよ・・・ また、コソっと対策ですか?