EP91スターレットグランツァV LINK装着の前に

LINKのG4+ATOMを装着して現車セッティングする予定だった

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EP91スターレットなのですが、各部を点検して行くと

セッティングの前に色々と手直しした方が良いところが見つかりました。

 

まず、現状ではフリーダムと言うフルコンが付いているのですが

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E/Gメインハーネスのあちこちが切断されていたり、ISCVが殺してあったりと

色々と?な部分が多いです。

この辺りの配線はG4+ATOMに直接配線を引き直した方が、1本1本を修理して再使用するより確実です。

ちなみに当店ではフリーダムのセッティングはお断りしています。

 

作業依頼当初、「低速トルクが無さ過ぎて困っている」との事でしたが

実際に試乗して見ると

スタートから4000rpmまではA/Fが10.0に張り付くような燃料過多で

アクセルを踏んでもブブブブと言ってクルマが前に進んでくれません。

それでもアクセルを踏み続けていると4500rpmからA/Fが11台になり

「そろそろかな?」

と思っていると、今度はA/Fが13.5~14.5まで薄くなりとても全開を維持出来る様な状態ではありませんでした。

低速トルクが無いと言うよりも、すべてにおいて辻褄が合っていない状態だと思います。

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取り外したタービンを見てみると、結構な勢いでカットバックが入ってます。

ハウジングそのものは大きくなっていない様ですが、このカットバックはどうなんでしょう・・・。

フリーダムではインジェクターの大容量化に対応出来ないと言う事も考えると

(インジェクター補正係数が存在しないんですよね。

 充填効率を下げて燃料を減らすみたいなことを聞きましたがフリーダムは触りません。)

低速トルクが出ない理由が何となくわかりますね。

 

過給が遅れて空気は全然エンジンに入って行かない割には

大容量化したインジェクターが絞り切れずに燃料噴射されてA/Fがダダ濃いと言う感じでしょうか。

 

更にインタークーラーやラジエターなどを外していくと

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コンデンサーが装着される部分が歪んでしまっていて

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コンデンサは湾曲を通り越して、折曲がってしまっていました。

フレーム先も

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結構な勢いで曲がってしまっていて

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このままだとコンデンサーやラジエター、インタークーラーが元の位置に装着出来ないので

フレーム先やコアサポート周りも修理することになりました。

 

同時にシリンダーヘッドを開けてピストンの状態や燃焼室の状態も確認して行きます。