純正ECUを
撤去し
ユニットごとECU交換をするBNR32 GT-Rは
すでに皆さんお気づきの通り、LINKのG4+のプラグインユニットです。
純正ECUとトレード出来る強みは、見た目のインストールのスマートさを求める
BNR32 オーナーにはぴったりだと思います。
一般的なフルコンはハーネスの新規作成が必要となるのが、このプラグインなら純正カプラーに挿すだけです。
ピークパワーだけでなく、通常使用領域でどんな違いが出るのかも含め
GT-Rマガジンさんやオーナーのインプレッションを含めて段階的にセッティングを進めて行きます。
まずは入庫時の状態にて体力測定を行うために
ダイナパックに載せられてパワーチェック!
すると高回転で若干のノック音が聞こえたので
点火時期を確認すると、ECU出力に対して実際の点火時期がズレていました。
基準値の20度に合わせて再度パワーチェックすると
ノッキングは消えましたが、パワーも落ちて291ps トルク32.8kでした。
BNR32 GT-Rでブーストアップも行われていない車両なので優秀と言えば優秀です。
ここで一度ダイナパックからは降ろし、今後のセッティングで負荷が掛かる事を予想し
タイミングベルトとウォーターポンプの交換を行います。
最終的にクランクプーリーのボルトを締め付けるには
このクソでかいトルクレンチが必要になるほど規定トルクが高いです。
ベルト&WP交換後エア抜きを行い、暖気が終了するまでは純正ECUを使い
いよいよ
このECUの出番です。
ただ、いくらプラグインとは言っても
ハンダ処理された+ねじを緩めないと基盤が取れなかったり
いくつかの配線処理やパラメーターの初期設定が必要なので
パワーFCのように、ポンっと付けてブルンとエンジンが掛かる訳ではありません。
しかし、基本的な設定をしただけで
このレスポンスでエンジンが回ります。
コレ、ちゃんとセッティングしたらどんなふうに吹け上がる様になるのでしょうね?
街乗りレベルの試運転も行いましたが、とにかく回転が滑らかで
クルマがスルスルと加速して行きます。
この感触は実際に味わってみないと分からないでしょうね。
オーナーから感想を聞くのが楽しみです。