ダイナパックでのセッティングが終わった
BNR32 GT-Rですが、実走セッティング中に急に失速する場面が多発し
ログを確認してみると、アクセルを床が抜けるほど全開にしているのに
スロットルポジションセンサーの開度が40%付近まで落ち込んでいる所を発見。
失速時には決まってスロポジの値がおかしいので
スロポジ本体は
もちろんのこと、25年近く使われ続けてきたカプラーと
ハーネスも新設することにしました。
今回は普通の配線ではなくレーシングワイヤーと呼ばれる配線を使い、Vproにダイレクトに入力してみました。
2時間ほどにわたる試運転と実走セッティングでも
スロポジ異常の症状は一度も起こらず、失速もないので
トラブルは解決したものと思われます。
BNR32やBCNR33もどちらかと言うと旧車に近い扱いが必要になってきたようで
純正のハーネスやカプラーも経年劣化による接触不良等を疑わなくては行けない時期に来ていると思います。
特にタービン交換車両等で
エンジンルーム内の熱気がノーマル車両に比べると格段に上がっている場合は
ハーネスの保護チューブごと被膜が破れていたり、溶けていたりする事もおおいので注意が必要ですね。
更にBNR32だと純正ECUが壊れてしまう事例も多々見かけます。
まだ詳細は明らかに出来ませんが
某雑誌と組んで純正ECUが壊れる前にどんな対策方法があるかを紹介する
プロジェクトが進行中です。
こちらもお楽しみに!