BCNR33 GT-R ダイナパックセッティング完成

低負荷域が激薄で、高負荷域は激濃だったBCNR33 GT-R

もう一度試運転に出掛けると、今度は失火の症状まで出ました。

高負荷域は燃料が濃いのでしょうがないか~と思い

簡易的に燃圧を下げて再試運転するも、失火は治らず・・・

2018130164843.JPG

実走行だと負荷が自在に操れないので、早々にダイナパックに載せました。

ECUは純正のまま数回パワーチェックを繰り返すと

2018130164955.jpg

ブーストが掛かると失火が頻発しました。

2018130165414.JPG

プラグを外して見てみると、かなり電極が減ってしまっているので

6本とも新品に交換して再度パワーチェックすると

2018130165535.jpg

失火は治りました。(茶色のグラフがプラグ交換後です。)

これでようやく上まで回るようになったので

2018130165659.JPG

ECUを純正からDジェトロ仕様のパワーFCに交換して

2018130165737.JPG

セッティング開始!

201813016582.jpg

純正ECU&エアフロ使用の時はA/Fがダダ濃い状態だったのを

パワーFCの圧力制御に切り替えて、空燃比を変更

2018130165942.jpg

324psから372psまで

201813017013.jpg

最大ブーストは変えずに

(むしろ点火時期を進めたのでブーストは若干下がってます。)

パワーアップ出来ました。

 

パワーFCのDジェトロ仕様は純正ソレノイドバルブの制御も微妙に出来る様で

DUTYを下げて行くと0.5kぐらいまでブーストが下げれます。

(DUTY 100%で大体0.7kぐらいなので、それ以上は社外のソレノイドバルブが必要です。)

4つあるブーストモードを利用して

20181301732.jpg

345ps~370psまで

201813017328.jpg

パワーが選べるようにしておきました。

切り替えはコマンダーのブーストモードで可能です。