ANA10 マークXジオ CVTF交換

こちらのマークXジオは

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CVTフルードの交換にて入庫です。

同時にCVTクーラーの脱着洗浄とスロットルボディーの脱着洗浄

CVTオイルパンも取り外して、スラッジの洗浄をした上でトルコン太郎による圧送交換を行います。

 

オイルパン底部に溜まっていたCVTFは

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結構なドロドロ具合で、新油に比べるとかなりトロみがある状態でした。

ストレーナー内部にも汚れがあるので新品に交換したいのですが、部品供給されない部分です。

 

すべての部品を洗浄に再組み付けしたら

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アイシン純正のCVTFを使って圧送交換を開始!

新油のモニターが

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この色ですが、15LのCVTFを圧送交換し、クリーニングを数回行っても

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なかなか透明度が出てきません。

追加で5Lを交換し、再度クリーニングを掛けた状態で

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なんとか透明度が出てきた感じです。

走行距離が8万キロ台の車両で、ここまで汚れているのはやはりCVTだからですかね?

通常のトルコン式ATの場合は10万キロほど走っていても

10L前後の圧送交換でほどほどにキレイになるのが一般的です。

 

CVTだからフルードは交換しなくても良い

では無くて

CVTだからこそ、早めのフルード交換が必要なのかもしれません。

 

CVTF交換後の試運転では、アクセル全開時の加速感にキレが出たように感じました。

CVT独特の、加速しているのか良く分からないけどスピードだけが上昇して行く感じが

背中をグっと押される感じに変わったと言えば伝わるでしょうか。

 

CVTにしても通常のATにしても、オイルと言う物を使っていて

劣化しないと言う物は物理的にはありません。

ディーラーが無交換で良いと言ったからと言って鵜呑みにすると結構痛い目にあいます。

 

中古車を扱う事も多いのですが

BMWの中古車はある一定の年式を超えたあたりでグっと値段が落ちます。

なぜなのか?

単純に他のヨーロッパの高級外車に比べて、壊れやすいからです。

BMWと言うと、エンジンオイル生涯無交換なんて事を言っていた時がありましたが・・・

 

一定年数経過したBMWが壊れやすいのと、

エンジンオイル等油脂類の交換を奨励しない事に

何らかの因果関係があるかどうかの検証事例を見たことはありませんが

一般的に考えて

無いとは言えませんよね~