ファイナルの変更をするために
デフキャリアを仮組した白86のLSD
振れを確認すると
基準限度0.07mmのところ、LSD単体で0.09mm
リングギアを組み込むと0.12mmと言う数字を叩き出しました・・・。
ん~、キャリアが反ってる?
ベアリングが死んでる?
LSD本体の口が開いてる?・・・・
んっんっ?
なんかLSDの合いマークがズレてるけど、これはワザとかな??
オーナーに確認すると、そんな離れ業を頼んだ覚えはないとの事なので
合いマークを合わせて再測定してみると、バッチリ基準値内へ!
前回の作業者が何らかの理由で、ミスしてしまったんですね。
振れがOKなら今度はバックラッシュを調整し、最後は光明丹を用意して
歯当たりの確認
残念ながらNG
コンパニオン側もバラす必要がありました。
ついでに
ボロボロだったシールも新品に変えておきます。
ここまでの作業 文章で紹介すればあっという間ですが
仮組して測定して、仮組して測定してを何度も繰り返す必要があり
根気と真面目さが要求される作業です。
まぁいっか~と思ったら、そこで終わりにすることも出来ますが
基準値に入らないのであれば、その理由を割り出してオーナーと相談し
最終判断はオーナーに下してもらう。
当たり前ですが、なかなか当たり前には行われていないコミュニケーションではないかと・・・
当店のLSD組み込み工賃は他店さんと比べると正直高いようです。
この前聞いたのなんて、S14のLSD組み込みを30000円でやってくれるお店があるとの事。
そのお店の作業を観察したことはないので、良いとも悪いとも言えませんが
基本的に当店では純正の工数表を基準に作業工賃を割り出しています。
当店の工賃が高いと思えば、他店に行けば良いと思います。
ただ高額とも思える工賃を請求するのには、それだけの理由があることを理解して頂きたいですね。