黒86@耐久レース仕様 やっぱり燃料が・・・

コレクタータンクへの送りポンプの流量を決める際

実際に実験して決めたのですが

やはり実際に燃料をインジェクターから噴射させると、流量は大きく変わりますね。

 

FA20は直噴とポートの両方で燃料を噴射するので

その比率を考えながらセッティングしていく必要があります。

直噴側を割合増しにし全噴射になると、ポートからリカバリーするような機能はないので

A/Fは薄くなってしまいます。

その逆も同じです。

 

なので、全体的な目標空燃比に対して

ポートインジェクターも直噴インジェクターも全噴射にならない様に

2017711145010.jpg

割合を決めて、目標の空燃比になる様セッティングして行く訳ですが

この割合が結構曲者で、比率演算で計算することが出来ないので

実際に書き換えて、試してゆくしか方法がありません。

 

ある程度のブーストまでセッティングが完了し、最終目標のブーストを入力したとたん

2017711145224.jpg

直噴のレール圧がドロップする症状が発症しました。

直噴インジェクターが悲鳴を上げているのにポートインジェクターは知らん顔です。(笑)

当然全体的な燃料が足らないのでA/Fは薄くなっています。

 

コレクタータンクから直噴レールまでの燃圧が、ある一定以下までドロップすると

直噴の為の昇圧できなくなるようですね。

2017711145954.JPG

新たに新設したポート用レギュレーターの燃圧と

直噴インジェクターの昇圧前の燃圧の両方を測ったところ

どこまで燃圧がドロップするとどう言う症状になるのか、理解出来ました。

 

さて、直噴低圧側の燃圧をどうやって確保するべきか・・・。