コレクタータンクへの送りポンプの流量を決める際
実際に実験して決めたのですが
やはり実際に燃料をインジェクターから噴射させると、流量は大きく変わりますね。
FA20は直噴とポートの両方で燃料を噴射するので
その比率を考えながらセッティングしていく必要があります。
直噴側を割合増しにし全噴射になると、ポートからリカバリーするような機能はないので
A/Fは薄くなってしまいます。
その逆も同じです。
なので、全体的な目標空燃比に対して
ポートインジェクターも直噴インジェクターも全噴射にならない様に
割合を決めて、目標の空燃比になる様セッティングして行く訳ですが
この割合が結構曲者で、比率演算で計算することが出来ないので
実際に書き換えて、試してゆくしか方法がありません。
ある程度のブーストまでセッティングが完了し、最終目標のブーストを入力したとたん
直噴のレール圧がドロップする症状が発症しました。
直噴インジェクターが悲鳴を上げているのにポートインジェクターは知らん顔です。(笑)
当然全体的な燃料が足らないのでA/Fは薄くなっています。
コレクタータンクから直噴レールまでの燃圧が、ある一定以下までドロップすると
直噴の為の昇圧できなくなるようですね。
新たに新設したポート用レギュレーターの燃圧と
直噴インジェクターの昇圧前の燃圧の両方を測ったところ
どこまで燃圧がドロップするとどう言う症状になるのか、理解出来ました。
さて、直噴低圧側の燃圧をどうやって確保するべきか・・・。