エンジン回りのインタークーラー装着が終わり
あと数点のパーツの取付でエアクリーナーからマフラーまでが繋がります。
エンジン始動に向けて、クリアしなければいけないのが燃料のリターン問題
今回、インタンクのレギュレーターは使わずに
エンジンルームにてサージタンク圧に応じた燃圧制御に切り替えるため
燃料の戻り配管を造らなければいけませんが
燃料タンクの形状ゆえにジェットポンプを殺すわけには行きません。
そこで、純正燃料ポンプユニット内のジェットポンプを分解し
どれぐらいのジェットポンプを使ったときにどれくらいの流量になっているのかを
検証しています。
大きな穴のタイプにしてしまうと、ジェットポンプが吸い込む量が少なくなるし
小さすぎると燃圧が上がりすぎてしまいます。
コレクタータンクも装着するので、コレクタータンクの内圧が上がりすぎない様にする必要があるんです。
ドリルのサイズを細かく準備してジェットポンプの内径を少しづつ大きくして行き
純正のユニットからオーバーフロー出来、なおかつジェットポンプ側も勢いよく吸ってくれるサイズを見極めます。
湿気の多い今の時期だからこそ、あまりドキドキせずに実験出来ますが
冬のカラッカラに乾燥した時期で、ちょっと動いただけでも静電気が帯電するような時だったら
怖くて絶対に出来ないテストです・・・。
送りポンプそのもののサイズも複数の種類をテストし
これだ!と言う流量が出来たので、ユニット内にまとめて
純正の燃料残量計測用のセンダユニットがそのまま使えるようにします。
これでひとまずはコレクタータンクへの送りシステムが完成しました。
エンジン始動までには、クリアしなければいけない箇所がまだ複数残っていますが
ワンオフ部品製作のノウハウをフルに使って
市販品では出来ない制御を何とかクリアしてみたいと思います。