エンジン回りは一通りすべての配管、配線が繋がった
黒86@耐久レース仕様
エンジンを始動するためには、デフオイルクーラー周りも完成させないといけません。
デフオイルパンから取り出したオイルは
フィルターを介してポンプに入り
クーラーで冷やされ、デフケースに戻って行きます。
汎用のデフオイルクーラーのセットなので
ステーの類はすべてワンオフで製作する必要があります。
さらにセットに付いている電源カプラーは防水でもなんでも無いものだったので
屋外用の防水カプラーに変更して組み付けました。
このユニットをデフオイルの温度を基準に、設定した温度になると自動でポンプが回るように設定します。
こうして、ようやくエンジン始動の準備が整い
エンジンスタート!
無事、エンジンは始動しアイドリングでの慣らし運転に入ります。
リフト下を一度完全にきれいにして、オイル漏れやLLC漏れがあったらすぐに分かるような状態にします。
数時間ほどアイドリングを行い、各部に不具合が無いかチェックをしたら
一度エンジンをストップして
ハイブーストに対応した圧力センサーに変更します。
更にはECUのデーターを
フィードバックをカットした慣らし運転用のデーターに書き換えて
ダイナパックに載せます。
これからは実際に車軸を回し、徐々に負荷を掛けながら慣らし運転をしてゆくのですが
この慣らし運転の為だけに貴重なスタッフを使うわけには行かないので
専属ドライバーに任せます。!
そう、専属のドライバーは
彼?です!
無断調整タイプの突っ張り棒なのですが、ガングリップで微妙な長さを調整できるので
アクセルの踏み込み量で決まる負荷が自由自在に調整出来るわけです。
この専属ドライバーに頑張ってもらいながら、
低回転、低負荷から徐々に慣らしを進めて行きます。