先日のブログにて、デモカーのZC33S 6速AT車両をダイナパックに載せ
ATFの圧送全量交換の効果を測定するとお伝えしましたが
実際にテストして見ました。
純正ATF時に辛うじて206psを記録したTarget200でのグラフでしたが
MotysのM301ATFに全量交換する事で、最大パワーは209.5psまで上昇し
5500rpm以降のグラフの波がかなり安定しました。
4000rpmまでのロックアップ後のトルクもはっきりと上昇しました。
純正ATF時は何回か測定を繰り返すと
こんな感じに5500rpm手前からパワーがズルっと落ちる部分が出て来てしまい
いわゆるATの滑りと言う物を感じました。
しかしM301ですと何回回してもこう言う滑りは発生せず
AT側の制御でシフトアップされる直前まで綺麗なグラフが続きます。
やはり純正ATFですと200psまでの対応で、それ以上となるとM301と言ったような
いわゆるトルクに対応出来るATFへの交換が必須ですね。
これに気を良くして、ECUのデーターを
Target230に変更して見ました。
先を見越してAT用Target250まで作成はしてありますが・・・。
残念ながらTarget230データーをインストールしても220psを出すのが限界でした。
この辺りはATFと言うよりもAT側の制御の問題になると思います。
5000rpmを超えてからもパワーの落ちが無くシフトアップされる直前まで上昇しますが
この領域のパワーを欲するATユーザーがどれだけいるか?と言う話ですよね・・・。
ダイナパックに接続した外気温センサーによると、この時点でのダイナパック周辺外気温は34.7度。
気温的にもかなり厳しい状態ではありますので
冬場の測定なら230psに届くのかも知れませんが
タラレバは嫌いなので、6速AT車両に関しては
Target230ではなくTarget220と改名する必要がありそうですね。
Target220の需要が6速AT車両ユーザーにどれだけあるのかも現時点では?ですが
お察しの通りAT制御の兼ね合いで
6速AT車両用のTarget250はお蔵入りとなります・・・。
現状、6速AT車両でのタービン交換はTarget200とTarget220の2種類!
6速AT車両用Target200を施工するに当たり
マフラーを
HKSのスーパーターボマフラー
もしくは
HKSのSpec-L2マフラー
に交換した上で
触媒を
HKS製メタルキャタライザー
に交換する事が必須となります。
更にプラグを
NGKのレーシングプラグ
に交換した上で推奨としてATFをMotysのM301へ全量交換。
必須ではありません、推奨です。
価格はタービン本体と6速AT専用Target200データーのセットで428000円
消費税や装着工賃等は別途となります。
6速AT車両用Target220を施工する場合は
Target200の条件の中のATF交換が必須となります。
価格はタービン本体と6速AT専用Target220データーのセットで468000円
消費税や装着工賃等は別途となります。
更にこれらのデーターを
ZC33S 6速AT車両用パワーゲート4に入力してお届けする事も可能です!
その場合は端末代として70000円(税別)が別途必要となりますが
通販となった場合、今までの様にタービン交換後ECUを外して送って頂くと言う手間が無くなります。
通販ではない場合でも、諸事情で純正データーに戻したいとか
Target200とTarget220の両方を試して見たいと言うニーズに対応出来るメリットが発生します。
是非、この機会にパワーゲート4仕様も考えつつ
6速AT車両のタービン交換を検討して見ては如何でしょうか?
さて本日のnoteは季節的にエアコンガスのお話です。
みんな大好きエアコン〇〇〇も、入れ方によってはNGなんです!って!?