去年の秋に納車させて頂いた
スバルのVIVIOが、お店に戻って来ました。
高速道路を走っていたらエンストしてしまい、そのままエンジンが掛からなくなったとの事。
プラグを確認するとガソリンでベッチョベチョになっていたので
エンジンストップの直接の原因はプラグの被りです。
ただ高速を走っていてなぜプラグが被る程燃料が濃くなったのか・・・?
まず疑うのは
キャブレターなのですが、オートチョークが入りっぱなしになってるとか
燃料がダーダーに入ってしまうような欠陥や不具合は見当たりません。
試運転を繰り返していると暖房を入れても吹き出し口から温風が出てこないので
オーバークールなのか?と
サーモスタッド不良を疑い、開弁温度を測って診ましたが
問題なく・・・。
ん~って、うなっていましたが、その原因はとても単純でした。
VIVIOは暖房が通常の吹き出し口からは、そもそも出てこない構造なんです。笑
足元から送風させたら暖かい風が出てきました・・・。
オーバークールでもなければ、なにが原因なのだろうと
バラしたエアクリーナーケースを診て見ると
んっ?
赤丸の部分の爪、なんか角度がおかしくないですか??
このスプリングと機構が繋がっている先はシャッターバルブでして
冷感時はエキマニで暖められた空気を導入し
暖機が終わったらシャッターバルブが切り替わって外気を導入します。
っがスプリングがこの位置だとシャッターバルブは動きません。
正常な稼働はこんな感じです。
爪の角度が経年劣化でズレてしまい走行の振動なども加わって
スプリングが徐々に回りながら左方向にオフセットして行ったのかもしれませんね。
正常な状態にしてエンジンに組付けた所、暖機後のトルク感がかなり向上したので
今迄は外気を導入することが出来ず限られた吸気で動いて居たんだと。
しかも温まった空気しか入らなかったので
結果として吸気より燃料のが多い状態になってプラグが被ったんだと推測出来ます。
推測と結果の辻褄は合うので、まずはこの正しいシャッターバルブ稼働の状態で乗って診て
問題が無くなればトラブルシュート終了となりますが
この爪のままだと、またいつスプリングがズレてもおかしくはないので
ストッパーを造ってワイヤーツイストで
外れない様にしておきました。
こんな単純な仕組みでも動かなくなるとエンジンがストップしてしまうような
そんな大事な機構の一つなんですね。
キャブ車のメカニカル機構、恐るべしです。
対して、こちらは電子制御式ハイパワー車両の代表
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noteでは、R35 GT-RのGR6ミッションにおける
オイルフィルターとストレーナーが部品として頼めない?件について書き綴っています。