岐阜県可児市から入庫して頂いた
こちらのハイエースは、なんと新型の7型と呼ばれるモデルで
4WDのディーゼルエンジンでボディーはナローになります。
早速リフトで上げまして
ドライブシャフトを抜き
ここまで来れば分かりますね!
はい、LSDの装着作業になります。
ホーシングから
デファレンシャルユニットを外しまして
まずは現状のバックラッシュを測っておきます。
問題なさそうですね。
デファレンシャルを取り外し
これから装着されるOS製のデュアルコアLSDへ
リングギヤを移設し
ボルトを規定トルク&規定順に締め付けて行きます。
デファレンシャルユニットに戻したら
まずは歯当たりを確認しヒールやトゥー過多になっていないかを診て
バックラッシュも調整します。
規定値になったら、位置決めの為の
ロックプレートを固定して車両に戻します。
ここまできちんと作業して、初めてLSDの交換と言う物が成立します。
加速時に後ろからウィーンと言う音がするのであれば
それはバックラッシュが狭すぎますし
アクセルON-OFFでコツンカツン言うのであれば
それはバックラッシュが広すぎます。
更に歯当たりがセンターに出ていないと
急激な加速や減速でファイナルギヤが欠けたり砕けたり・・・。
まあ、そこまで逝く事は稀ですが
極圧が上がればデフオイルの寿命が極端に短くなります。
最終的には試運転しながら初期馴染みを確認して
問題が無い事を確かめたうえで作業完了→納車となります。
ここまで徹底してLSD組み込み作業を進めますが、熟練のメカニックが行うと
朝から始めて夕方には終わりますので、遠方の方でも
日中、岡崎を観光して頂ければ、行くところが無くなった頃には作業は終っています。笑
岡崎って観光名所ではないので、岡崎城くらいしかないんですよね・・・。
しっかりとした製品をしっかりとした技術で組み込みながらも
日帰りでLSDが装着出来ると言うメリットは大きいと思います。
是非!
本日のnoteは、こちらのBLOGとは別内容でして
ZN6 86のテールライト浸水の対策方法を書き綴ってます。