昨日のブログでも少しだけ紹介した
こちらのCP9A ランエボ5は
純正ECUを撤去してLINKの
G4Xプラグインボードを
車両にインストールしています。
プラグインなので、汎用機に比べれば手間は少ないですが
それでもブーストコントロール用ソレノイドの結線や
A/Fユニットのアナログ&CAN配線と信号の送受信
そして吸気温度センサーの新設と、やらなければいけない事はボチボチあります。
これらの結線や情報をLINK側で割り振って
正常に稼働させるにはそれなりの技術と知識が必要です。
ただ、一度配線の処理等が決まってエンジンが掛かってしまえば
それ以降は比較的簡単でして、弄りたい項目が分かりやすく整理されていて
燃料ならFUEL 添加ならIg-Tmingと、どこを触れば良いのかを考える必要はありません。
逆に純正ECU書換の場合は
もともとインストールされているデーターを改変して行くので
エンジンを掛けるまでが大変と言う概念はありません。
プログラムを失敗してエンジンが掛からなくなることはありますが
0からのデーター構築でエンジンを掛けなければ行けないと言う使命はありません。
しかし、どのマップが何を司っているかと言う説明も一切ありません。
定義付けされたファイルやマップ化されたデーターを買う事も出来ますが
結構な確率で、間違っている事も多いので、どこをどう弄れば何がどれくらい変わるか?は
実際に場数を踏んで経験して行かないといけません。
純正書き換えECUセッティングには、どのマップが何を受け持っているのかを探る
探求心とそれを探り当てる勘の良さがないと難しいです。
(人のデーターをパクる、パクり屋は別にして)
純正書き換えセッティングなんて
何やってもセーフモードでエンジン守られるから
安全で良いねって言うフルコンセッティング屋さんが居ます。
フルコンセッティングなんて
最初からどこをどう弄れば良いか分かった上でのセッティングだから
誰だって出来て当然だよって言う純正ECU書換屋さんが居ます。
どっちも出来ないより、どっちか1個でも出来た方が良いとは思いますが
どっちも出来た方がカッコよくないですかね?
そこに至るまでの苦労は途方もないので
両方をキチンと施工出来るお店って案外少ないんですけどね。
こう言うソフト的な技術も大事なんですが、一般整備の中に見る知恵ってのも結構大事でして
note側では86のミッションを守るマル秘作業を開示してます。