年末のボーナス時期に作業依頼が増えるのがLSD装着だったりします。
結構まとまった額面が必要になるので、ボーナスを見据えて!
と言う感じになると思うのですが・・・
そんなタイミングは関係ないとばかりに即決して頂いた、こちらのハイエースは
ガソリンエンジンのマニュアルミッション車両です。
ドライブシャフトを抜きまして
プロペラシャフトを切り離したら
ホーシングからデファレンシャルユニットを
取り外します。
思いっきりオープンなデフですね・・・。
OS製デュアルコアLSDに
プレスを使ってサイドベアリングを打ち込み
リングギアを芯出ししながら装着したら
リングギアの振れチェックとバックラッシュ測定です。
以前にリングギアがヨレヨレになってしまっていたクルマがありましたからね・・・。
そうなっているとバックラッシュの値が均等になりません。
ドリ車で適当にLSDを組付けられて、バンバンに走って売り飛ばされたような
ヤフオクBUYのデフケースとかは、大体リングギヤが振れてます・・・。
今回のリングギアは問題なく振れてませんでしたので
バックラッシュを左右の調整ねじで合わせこんでから
回り止め処理をしてから車載へ。
試運転を経て
作業完了となりました。
街乗りが多いハイエースにはやはりデュアルコアがお勧めです。
トルク感応式と回転差動式の両方でLSD効果が出るので
様々なシュチュエーションでちょうど良く効いてくれます。
普通に使いたいハイエースだからこそ、きちんとちゃんと装着したいのがLSDです。
アクセルON-OFFでギッコンガッコン言ってみたり
ずーっとバックギヤで走っている様な唸り音が出てませんか?
それ、ちゃんとLSDが組めてない証拠ですよ。
さて次のLSD装着はGRX133 マークXです。