先日のブログで6速ミッションやMT用ペダルに交換した所まではお伝えしましたが
一番大事なのはココです。
ECUはもちろん通称ルームコンピューターと呼ばれるユニットに
「このクルマはもうATではありませんよ!」
と言う情報を与えなければいけないのと
ATとMTで制御の違う物はMT用のデーターに換えなければいけません。
ECUにはもちろんAT用のデーターが入ってますので、それを読み込んで
どの時期のROM-IDなのかを判断し、必要な部位を書き換えると
メーター内のサブウィンドウに出ていたエラーメッセージ類がすべて消え
無事エンジンスタートへ
その後診断機を使って
各ユニット全体との整合性を確かめます。
こうする事で、今、巷で起きている
「6速マニュアルミッションに載せ替えて見たけれど
色んなエラーメッセージが点灯していて気持ち悪い。」
とか
「動くには動くけど、制御がおかしくてABSエラーが出たり
回転上昇がギクシャクする。」
と言う、いわゆる粗悪な載せ替え施工車にならずに済みます。
ZN6 86の6速マニュアルミッション換装作業も峠は越えましたので
後は内装部品を元に戻しつつ、完成に迫って行きたいと思います。
ふと工場内を見ると
おっこれはマークX GRMNのフライホイールとクラッチのセット。
納期未定でしたが、思っていたよりも早く入荷しました。
はい、GRX133 マークXのマニュアル換装を近いうちに施工します。
しかもATからではなく5速マニュアルミッションから6速マニュアルミッションへの換装です。
これも最近問い合わせの多い案件で、他店で5速に載せ替えた物の
乗りにくくてどうにもならないから、もっと普通に乗れるクルマにして欲しいという依頼。
6速マニュアルミッションとGRMN部品を使って
至極普通に乗れるクルマ造らせて頂きます。