夏にはかなりの勢いで施工数が増える
こんな感じでフロンを回収&クリーニングして車体に戻しますが
戻す際に重要なのがフロンの量です。
一般的に車両にはフロンの量が記載されてますが
単位はグラムなので質量です。
一般的なエアコンガス補充の際に使われる
マニホールドゲージで分かるのは圧力であって質量ではありません。
なので現状のフロンが何グラム入っているかは分からないですし
何グラムのフロンを入れたかもわからないんです。
圧力を見て、大体は目分量と言うのが一般的ですね。
それを良い事に(かどうかは知りませんが)メーカーさんは新車であっても
この規定量をきちんと充填していない事が多く
このサービスステーションを使ってフロンを抜くと
ほとんどのクルマ、規定量より少ないフロンしか回収できません。
そこで規定量になるようにフロンを足して戻すと
吹き出し口の温度が
こんなにも変わることがありまして・・・。
新車でもエアコンリフレッシュした方が良いですよ!ってなります。
っで最近の新車にはエアコンガスがR134AではなくR1234Aと言う新ガスが使われていて
ZC33Sの後期やGRヤリス&GR86なんかは、このガスが充填されています。
機器に互換性は無いので、R134A用のサービスステーションとは別に
R1234A用のサービスステーションを買わなければいけませんがお値段約170万円。
気軽に「買うわ~」と言う価格ではありませんが
いよいよR1234A充填車両の入庫が増えてきましたし
GRヤリスのエンジン載せ降ろしの作業も今後増えそうなので
(カム交換するのにエンジン降ろしますからね・・・)
そう言う際にも使えるのであれば、思い切って導入しようという事になりました。
現在入荷待ちの状態ですので、近日中には実戦導入されます。
その際は是非
新車であってもエアコンリフレッシュ!
試して見てください。