GSE20 LEXUS IS250 スーパーチャージャー装着車両のECUセッティング!

先週末からダイナパックには

GSE20 レクサスIS250が載せられていて

6速ミッション換装&スーパーチャージャー装着のECU現車合わせを行っています。

 

実はこのクルマのECU

去年末に書いたブログに登場した物でして

当時も色々と苦戦しながら進めていたのですが、結局ECUそのものの不良だったり

6速換装に合わせたセットアップがうまくいかず、一度クルマを戻してました。

 

6速マニュアルミッションに対応する部分は

ECUセッティングを依頼して下さった大先輩が自ら処理してくれたので

今回はスーパーチャージャーに合わせた現車セッティングを行えば良いのですが・・・。

ここに来てダイナパックのご機嫌が斜めに。

PCとかユニットではなくてダイナパック本体のリア側にトラブルがあるようで

急遽フロント用をIS250のリアにセットしてセッティングをリスタート・・・

したのですが、スーパーチャージャーが付いている割にはパワーが出ないのと

最大ブーストが0.8k近くまで上がってしまいます。

 

ダイナを回しながらエンジンルームでノックを聴いていると

本来はこんな感じで開いたり閉じたりしないといけない

スワールコントロールバルブが、ずーっと閉じたまま。

そりゃインマニから空気が入っていかないので、ブーストも上がりますわね。

とりあえず簡易的にSCVあけっぱにしたら、ブースト0.56kに落ち着きました。

 

GTS繋いで

SCVのアクティブテストを実行するとDUTYに応じて開閉するので配線や電源は問題ないのですが

パワーチェックで6500rpmまで回してもずっと信号はONのままでバルブは閉じたままです。

なぞなぞの様な症状なんですが、今回は一般ユーザーからの依頼ではないので

ここは大先輩に修理をお願いする事にして

自分はFconISで制御されてる追加インジェクターの噴射タイミングと噴射量

そしてメインECU側はスーパーチャージャーに合わせた負荷の設定と点火時期のリタード

さらには燃料の増量をFconISと絡み合わせてセッティング。

235psだった車両が280ps トルク33.1kまで上昇しました。

4000rpm以下のトルク細りはSCV開けっ放しが原因なので

ここが元に戻れば下のトルクも復活します。

 

ダイナパックから降ろしたら

GTSでのメインECUのLOGと

パワーライターによるFconISのLOGを両方とも診ながら

微調整を施し

ECUセッティング完成です。

50ps近く上がれば、間違いなく体感できると思いますし

空気が少なかった事によるグズ付きも解消されているのでかなり気持ちよく回るようになりました。

 

さて次は

ダイナパックの修理の為

オープンデフのクルマを載せるという事で、軽トラを・・・。

多分

これが誤動作してるんだと思います。