先日ダイナパックでの現車合わせセッティングが終わったND5RCロードスターは
ノートPCを積み込んで走行中のLOGを記録しながら走り
戻ってきたらLOGを診て気になる部分を微調整して・・・を繰り返し
現車合わせセッティング完了です。
ダイナパックは優秀な機械ですが
アクセル全開時のセッティングやパワーチェックにしか使えません。
アクセルOFF時や極微量のアクセルON時はダイナパック上では再現できないので
必ず実走行でチェックしないといけないと、自分は感じます。
ん~アクセルOFFや微負荷時のセッティングの出来るシャーシダイナモが欲しい~!
今回は岡山県から遠路はるばる車両を持ち込んで頂き
1週間のお預かりでセットアップさせて頂きました。
こちらのZC33S スイフトスポーツは
AT車両ですがSTEP3をご希望という事で
触媒をHKS製に交換した上で
インストールしました。
同じZC33SでもATとMTではファイナルやギヤ比が違う事から
エンジンの負荷の掛かり方が変わりますので
AT車両の方がエンジン負荷が高くなります。
6MT車両でノッキングが起こらない領域でも6AT車両だと「チっ」て鳴るのですが
HKS製のキャタライザーを導入すると、排気バックが収まり
燃焼室内の圧が若干下がることでノックが出なくなります。
なのでAT車両でSTEP3を導入する際はHKS製キャタライザーが必須になるわけです。
↑純正
↑HKS製
見ただけでも抜けの違いは判りますね。
抜けが悪ければ抜けなかった排気はエキゾーストバルブ周りに滞留して、排気の邪魔をする訳です。
今回は
タイヤ交換のご用命も頂きましたので
タイヤ交換&バランス調整後にアライメントも調整させて頂き
もちろん最後はしっかりと試運転を行い
不具合が無い事を確認してお返しさせて頂きました。
現車合わせセッティングも、現車合わせではない実車施工のECUチューンも
過去の経験から蓄えた膨大な情報の中から
そのクルマに合わせたデーターをインストールしています。