社員旅行2日目はちょっと遅めの朝食を取ったら
京都から南下して、神戸に向かう予定です。
兵庫県の皆さま、お邪魔させて頂きます。
今から20年ぐらい前
ATI製のダンパープーリーの意味を初めて理解し
「すげー!!」
って感動した20代の自分が居ました。
当時念願かなって手に入れたBNR32 GT-Rに乗ってましたが
初めて300Km/Hオーバーを体感した直後だったので
ダンパープーリーの存在価値に気付いてしまうのでした。
その頃はまだチューニングと言えば国産パーツで溢れていたので
わざわざ海外製の部品を使う必要性なんて考えもしませんでしたが
こう言う趣向のプーリーは日本にはありませんでした。
アルミ削り出しの軽量プーリー付けて
アルマイト処理されたカラーにうっとりしていた時代ですからね。
今思うと笑っちゃうようなパーツですが、知らないって怖いです。
今回このダンパープーリーはLINKのG4Xをセットアップする
BNR34 GT-RのRB26に装着して行きます。
G4Xと言えば
海外から買ったデリバリーを装着するのに手こずって居たZ31 フェアレディーですが
なんとかデリバリーが装着出来て、インジェクターもポートにまっすぐ挿さったぜ!
って思ったのも束の間、そのままだとインマニが干渉して装着出来ない事が判明。
特殊なジョイントとワンオフで造ったパイプで左右を繋げる事で
なんとかインマニとの干渉を避けました。
っで、ダイナパックに載せて
ECUセッティングを開始。
今回は今まで使っていたブリッツだかトラストだったか忘れましたが
かなり前のブーストコントローラーを撤去してLINKにてPID制御してます。
なので一度立ち上がったブーストは定規で線を引いたんじゃないか?ってくらいまっすぐです。
目標ブーストを維持しようとLINKがDUTYを細かく自動制御してくれます。
それに合わせて燃料と点火を合わせ込むと
345ps トルク58.5kを出力。
緑の点線は今まで使っていたVpro3.3でのセッティング時です。
セッティングしたのは8年前の自分なのですが
4000rpmまでのトルクが段違いですね。
しかも1500rpmでトルクは28k 2000rpmも回せば33kぐらい出ます。
街乗りも楽ちん間違いなしです。
ダイナパックでは基本的に全開時のセッティングしか出来ないので
通常使用領域は実走行にてセッティングして行きます。
今回は最新のインジェクターを使ってなるべく燃費向上させることが1番の目的なので
街乗り領域はとことん燃費に拘って、A/Fのオーバーレイを使います。
ECOボタンを造り、それを押すと目標空燃比を嵩上げして行く仕組みです。
目標空燃比が上がれば、それに合わせて燃料噴射は少なくなるので
薄くなった燃料噴射にその他諸々が辻褄を合わせられるようにロジックを組みます。
言うのは簡単、やるのは大変で結局半日走り込みました。
通常モードはもちろん、ECOモードでも十分なトルク感が出ているので
1500rpmも回っていれば力強くス~っと前に出てくれます。
制御スピードの速いG4Xだからこそ成し得る技ですね。
これでZ31のLINKセッティングは完成です。
お隣には
Z31と同じく逆輸入車の左ハンドル フェアレディーZ32
この2台のオーナーはお知り合い同士で、Z32のオーナーはZ31も所有しています。
今回は継続車検に合わせてサスペンション周りのアップデートも兼ねてのご入庫です。
さて、神戸でお洒落なランチでも食べて、買い物したら
ボチボチと愛知に足を向けますかね。