銃撃戦で通報!?日本の治安の良さはどうなった・・・笑 R35 GT-Rの作業が続きます。

昨日のブログで登場した黒いR35 GT-Rはイベント用のギミックとして

レーシング時のミスファイアを組んであるのですが、排気管が冷えているとなかなか火が出ません。

 

それにしてもこのミスファイアの音、目を閉じて聞いていると

銃撃としか思えません。

工場内を閉め切って排ガスで目がシバシバしながら調整してても

工場外から聞くと

「まるでマフィアの抗争でも起きてるんじゃないか?」

と言うレベルの音圧です。

 

なので工場外で燃料の量と空気のバイパス量を微調整しながら

走行中に効くアンチラグを組んで見ました。

 

実走行で排気管に熱が入って来ると良い感じで炎がメラって出てきます。

個人的には青白いジェットエンジン見たいな噴射が好きなのですが

オーナーの希望は「メラ」だったので、そこは燃焼温度で調整しました。

 

 

同時入庫している

こちらのR35 GT-Rは鈴鹿走行中にシフトが偶数に入らなくなってしまったと言う事で

ミッションをメンバーごと降ろして

クレーンで吊りながらスタンドに載せ

内部を分解して行きます。

 

まずはソレノイドユニットなのですが

結構な鉄粉が

ソレノイドに載って居たり

なにか変わった触り心地の「物」が

散見されましたので、徹底的に清掃して行きます。

 

アッパーケースを外して

油圧ユニットと

クラッチパックを取り出し、クラッチシールを

点検・・・するまでも無く、盛大に千切れてました。

千切れた破片も回収出来たので、これが変な所に噛み込む懸念も無くなりました。

 

新品の

強化クラッチシールを使って交換します。

 

クラッチパックは

専用の工具を使いながら分解し

ディスクの状態を

確認しながらクリアランスを調整しますが・・・全然減ってない。

もうちょっと鞭打って走った方が良いと思います。

 

油圧ユニットも

分解して各部を点検しますが

フィルターに

切り子???

怖いので、油圧ユニットも徹底的に洗浄してから再組付けします。

 

メインシャフトは

思いっきり前期型で、ギヤが少し浮いてました。

もうちょっとスラスト方向に力が加わると、Cクリップが飛んでいたかも知れませんね。

対策品を使って、絶対に外れないようにしました。

 

各部の清掃が終わったら、元あった場所にそれぞれの部品を戻して行きます。