先日のブログでECU内のROMデーターやマップが特殊だったとお伝えした
ロータス エキシージMK3 380CUP
わくわくしながらノーマル状態でのパワーチェックをして見るものの
あれ?
何回測っても3000rpm付近の谷が消えない・・・。
そして、5500rpm以上も冴えない・・・。
ロータスの基準TCF1.2にて377psは記録している物の
良い感じなのは3500rpmから5000rpmまで。
350SPORTのノーマルECU時と比べて見るとこんな感じです。
赤が350 ピンクが380CUP
これじゃ~ちょっとオーナーとしては納得できないですよね。
でも自分的には
「あのVVTIマップじゃ、こうなるよな~」
っとガッツリ納得!
試しに380CUPの基本データーを基準にセッティングして見ましたが
最大パワーは400psを超えるものの、トルクの谷は消えません。
じゃあ、基本的な考え方、変えて見ようかっ!?と言う事で
VVTIをガラっと変更させ、そのバルタイに合わせた点火と空燃比へ合わせると
はい、来た!
トルクの谷は消えてパワーも430ps!!
と言う事は、この谷はメーカー側で意図的に造られているって事になります。
380CUPと言うプレミアムカーを手にしたオーナーが
その加速感でも350との違いを体感し易いように、あえて低速トルクを落とし
3000rpm後半から一気にトルクを上げて、加速感を演出・・・みたいな??
確かにグレーのグラフのトルク&パワーカーブにするとトルクの変動はないので
極めてスムースに加速していき、気が付くと速い!と言う感じになりがちです。
まあ、どちらがいいかはオーナーが判断する部分ですので。
VVTIは大幅に変更したので、その分空燃比もずれましたが
エンジンへのダメージが少ないように、ノーマル時と同じ様な空燃比になる様に調整し
4000rpm以降はノーマル時と同じAFRで430psを出力しています。
ダダ薄状態にしてパワーを絞り出すS/Cセッティングもありますが
今回は無理をさせていない状態での430psとなります。
点火時期とVVTIをもう少し煮詰めて
高回転までキレイなパワーカーブを描けるようにしたのがグレーの太い線です。
周回を重ねる際のマージンを多めに取ったデーター(赤いグラフ)も作製し
VFRオリジナルパワーゲートには
Original File(ノーマルデーター)
サーキットスペシャル(周回用)
MAX430(アタック用)
の3つのデーターを入れて、セッティング完成です。
380CUPに乗られているオーナーの皆様
本来380CUPが持っているその真価を発揮させて見ませんか?
お問い合わせは問い合わせフォームやスマホのLINEを送るボタンから
担当の浅田までご連絡下さい。
さて、ダイナパック付近をズームアウトして見ますと
BNR32やBCNR33と一緒に白いエキシージMK3も入庫中です。
エンジンからの異音と1発死んでしまったようなボッボッボッボッと言う排気音・・・。
なにが起こってしまったのでしょうか~