CKV36 スカイライン&GDH206 ハイエース 事故修理前のアライメント測定!

事故修理依頼で入庫した

CKV36 スカイラインと

GDH206ハイエース。

いずれもホイールに打撃の入るような当たり方をされた100%被害者側車両になります。

 

CKV36 スカイラインはホイールがグンニャリ逝ってしまっているので

まずは足回りを内側から観察すると

ホイルの内側にも打痕があり

ナックルのセンターとロアアームのボールジョイントのセンターがズレてしまっています。

さらにはナックルそのものの開いてしまっています。

(斜めの斜線の部分ですね。)

タイロッドを交換し

ホイールは店に有った20インチを仮装着して

アライメントを測って見ると

フロントの右側、非調整にも関わらずキャンバーがネガティブ方向に動いてしまっています。

つられたキャスターも立ち気味になってますね。

ナックル、ロアアーム、アッパーアームにステアリングギアボックス・・・要交換です。

 

ハイエースの方は、右側リアのタイヤに打痕があり

ホーシングのズレが心配だったので

アライメントを測って見ると

スカイライン程ではありませんが、リアのキャンバーが?です。

右がポジティブ側になって、つられて左側がネガティブになってしまっています。

板ばねを止めているU字クランプ等を一度緩めて、ホーシングのセンターが出る様に揺さぶって見ます。

再度締め付ける事で、数値が直れば問題ありませんが、ダメなら変形部位交換です。

 

どちらも被害車なので、加害者が加入している保険屋さんと話し合いしながら修理を進めています。

保険屋さんの担当者如何では、こう言う細かい所にはなるべく触れないように見積もりを進め

兎に角、修理代を安く済ませようと話をして来る輩がいます。

 

西三河地方の保険屋界隈では、ビークルフィールドは、ちょっとした厄介者扱いの様です。笑

細かい所までアチコチ診断しながら修理を進めるので、話が面倒だと・・・。

ただ、言うだけじゃなくて、言った分は最後までしっかりと直すので

内容を理解しているアジャスターさん達は

「ビークルさん、言う事は言うけど、ちゃんと最後まで直しますからね。信用してます。」

って言ってくれます。

 

アジャスターって言うのは、事故での破損状況を確認し

今回の事故ではどれだけの修理金額が掛かるかを診断し決定する人達の事です。

保険金を支払う支払い担当者の皆さんは、アジャスターが認めた修理金額には文句を言いません。

なのでいかにアジャスターさんと納得のいく話をして、キチンとした修理内容を導き出すか?

それは修理内容を決めるに際して立ち合いをする、自動車修理業者の手腕に掛かってるんです。

事の本質を見抜けずに、アジャスター任せで修理を進める鈑金屋さんも居れば

アチコチ破損個所の指摘をするだけして見積金額を上げて

実際には修理をしないで利益をポケットINする修理屋さんも少なからずいます。

毎年、そう言う修理屋さんの一部が内部リークでチクられて、保険金詐欺で起訴されてます。

東京海上の保険代理店業も行っているので、社内ニュースが回って来るのですが

まあ、毎回毎回、同じ様な事やって捕まってる人が多い事・・・。

 

キチンと細部まで破損個所を見極めたうえで、ちゃんと最後まで直す。

これが出来るお店って言うのは、あまり多くはないのかもしれません。

 

っと言う事で、不幸にも自動車事故にあってしまった場合は

信頼できる修理業者に修理を依頼する事。

これが絶対条件になりますね。