GC8 インプレッサSTI Ver4のEJ20Kエンジン 始動!

先日のブログでエンジンを車載した所までは紹介出来ていた

GC8 インプレッサに、いよいよエンジン始動の瞬間がっ!

 

まずは手でクランクプーリーを回して、ある程度のオイルを圧送します。

その後、燃料がエンジンに入らないようにして、セルモーターを使ってクランキング。

油圧が十分に行き渡った事を確認して、いよいよ燃料を供給してエンジンスタート。

無事、一発始動したものの、冷間時のファーストアイドルが終わると

アイドリング回転数が上がったり下がったりします。

Why!?

アイドリング不安定と言えば、まずはISCV不良です。

一度エンジンを止めて、ISCVを外すと、若干開いた状態で固着してます。

目標アイドル回転数に対して、ISCVから入って来る空気が多すぎる為

回転が上がり過ぎているのを点火制御で下げようとするも

下げ幅が少なくて制御断念。これがハンチングの原因です。

 

ISCVにエンジンコンディショナーをぶち込んでしばらく放置

スラッジが溶けてきた所でパーツクリーナーを使って徹底洗浄して再組付け。

アイドリング安定しました。

 

オーナーからは

「エアコンをONにするとアイドリングが不安定になっていたので、そこも探って欲しい。」

と言われていましたが、恐らくこのISCVの固着が原因でしょうね。

 

エアコンONの信号でISCVは目標回転になる様

断続的に開度を調整しなくてはいけませんが、固着が原因でエアバイパス出来ず・・・。

エアコンコンプレッサーを回す負荷に耐え切れず、アイドルダウン・・・。

辻褄が合います。

 

アイドリングでの慣らし運転が大方終わったら

エアコンガスを入れて、エアコンON!

アイドリング、問題ありません!!安定してます!!!

 

これから実走行による各部のチェックに移行します。