先日のブログでエンジンを車載した所までは紹介出来ていた
GC8 インプレッサに、いよいよエンジン始動の瞬間がっ!
まずは手でクランクプーリーを回して、ある程度のオイルを圧送します。
その後、燃料がエンジンに入らないようにして、セルモーターを使ってクランキング。
油圧が十分に行き渡った事を確認して、いよいよ燃料を供給してエンジンスタート。
無事、一発始動したものの、冷間時のファーストアイドルが終わると
アイドリング回転数が上がったり下がったりします。
Why!?
アイドリング不安定と言えば、まずはISCV不良です。
一度エンジンを止めて、ISCVを外すと、若干開いた状態で固着してます。
目標アイドル回転数に対して、ISCVから入って来る空気が多すぎる為
回転が上がり過ぎているのを点火制御で下げようとするも
下げ幅が少なくて制御断念。これがハンチングの原因です。
ISCVにエンジンコンディショナーをぶち込んでしばらく放置
スラッジが溶けてきた所でパーツクリーナーを使って徹底洗浄して再組付け。
アイドリング安定しました。
オーナーからは
「エアコンをONにするとアイドリングが不安定になっていたので、そこも探って欲しい。」
と言われていましたが、恐らくこのISCVの固着が原因でしょうね。
エアコンONの信号でISCVは目標回転になる様
断続的に開度を調整しなくてはいけませんが、固着が原因でエアバイパス出来ず・・・。
エアコンコンプレッサーを回す負荷に耐え切れず、アイドルダウン・・・。
辻褄が合います。
アイドリングでの慣らし運転が大方終わったら
エアコンガスを入れて、エアコンON!
アイドリング、問題ありません!!安定してます!!!
これから実走行による各部のチェックに移行します。