昨日はショートブロック側の作業風景を紹介しましたが
今日はシリンダーヘッド側です。
バラバラに分解したら、一度簡単に
洗浄してリフターとシム、そしてカムを仮組してカムクリアランスの測定。
終わったら一度バラして
バルブの擦り合わせを行います。
タコ棒を使いながら叩きと回しをリズム良く行って
バルブとヘッドの未着性を上げて行きます。
加工前の右側に比べ、加工後の左のバルブの方が傘の部分の色が違いますよね。
色の違う部分が擦りあわされた所になります。
すべてのバルブの擦り合わせが終わったら、今度は徹底的に洗浄し
バルブステムシールを組み込みます。
組みあがったショートブロックはエンジンスタンドに載せられて
角度が自由自在に変えれるようにスタンバイ!
新品ピストンの輝きが何とも言えませんね。
90度傾けて
ピストンを真上にしたらヘッドガスケットを介して
シリンダーヘッドを載せて、ヘッドボルトを規定トルクで締めあげて行きます。
カムまで組んだら再度カムクリアランスを確認して
片側が完成!
反対側のシリンダーヘッドも
ヘッドボルト締め付けまでは終わっていて、残る一個のシム入荷待ち状態です。
待っている間に片側のヘッドカバーやオイルパンなどを装着し
シムが入ればカムスプロケットなどを装着。
タイミングベルトなどの張り込みが出来るようになります。
入荷待ちや加工待ちの時間が長く、オーナーには長期間お待ち頂いていますが
完成は目前です。
今しばらくお待ちください。