GC8 インプレッサ用EJ20K あと少しで完成 その②

昨日はショートブロック側の作業風景を紹介しましたが

今日はシリンダーヘッド側です。

 

バラバラに分解したら、一度簡単に

洗浄してリフターとシム、そしてカムを仮組してカムクリアランスの測定。

終わったら一度バラして

バルブの擦り合わせを行います。

タコ棒を使いながら叩きと回しをリズム良く行って

バルブとヘッドの未着性を上げて行きます。

加工前の右側に比べ、加工後の左のバルブの方が傘の部分の色が違いますよね。

色の違う部分が擦りあわされた所になります。

 

すべてのバルブの擦り合わせが終わったら、今度は徹底的に洗浄し

バルブステムシールを組み込みます。

 

組みあがったショートブロックはエンジンスタンドに載せられて

角度が自由自在に変えれるようにスタンバイ!

新品ピストンの輝きが何とも言えませんね。

90度傾けて

ピストンを真上にしたらヘッドガスケットを介して

シリンダーヘッドを載せて、ヘッドボルトを規定トルクで締めあげて行きます。

カムまで組んだら再度カムクリアランスを確認して

片側が完成!

 

反対側のシリンダーヘッドも

ヘッドボルト締め付けまでは終わっていて、残る一個のシム入荷待ち状態です。

 

待っている間に片側のヘッドカバーやオイルパンなどを装着し

シムが入ればカムスプロケットなどを装着。

タイミングベルトなどの張り込みが出来るようになります。

 

入荷待ちや加工待ちの時間が長く、オーナーには長期間お待ち頂いていますが

完成は目前です。

 

今しばらくお待ちください。