先週末のブログでクランクオイルシール周りの作業をすこし取り上げた
PS13 シルビアですが、今では希少な赤ヘッドのSR20が搭載されてます。
若かりし頃、CA18搭載のS13 シルビアに乗っていた自分からすると
赤ヘッドだとしてもSR20エンジンを積んだシルビアは羨望の的でした。
いつかはSRのターボエンジンに載せ替えて・・・と思いつつ
路線バスが避けた路駐中のクラウンに思いっきりオカマを掘って全損になりました。
懐かしいな~。
話しを戻して、今回の依頼内容はLINKを装着した上でのセッティングでしたが
入庫時に軽くリフトアップして見ると
まあまあな感じでオイルが漏れていたので
必要部品を外して
見て行くと
フロントのクランクオイルシールからかなりの量が漏れてました。
カムカバーからの漏れも見受けられたので
外して見ると、これはこれでまたちょっと別の問題が・・・。
オイルスラッジが
結構な勢いで堆積していますね。
現オーナーはそこそこのペースでそこそこのオイルを使って交換していたそうなので
前オーナーや前々オーナーの誰かがオイル管理をサボっていたんでしょうね。
あとは極端に距離が進まず、週末にエンジンだけ掛けてしばらく放置されるクルマも
比較するとオイルスラッジが堆積しやすいですね。
燃焼室やピストントップの状態も気になったので
思い切ってヘッドを降ろし
燃焼室とピストンの状態も確認しましたが
こちらは予想以上に良い状態でホッと一安心。
ストレートエッジで
歪を3方向から測定しましたが、ヘッドもブロックも基準値内でした。
SRエンジン特有のノック過多をすこしでも抑える為
ヘッドガスケットにて圧縮比を落とした上で再組付けし、LINKでのセッティングに備えます。
セッティングだけでなく、実際のエンジン周りの作業まで行っているからこそ出来る
今回の様な付随整備も外注に任せることなく自社施工可能です。
トータルでのセットアップが可能ですので
大切な愛車を任せるお店がまだ決まっていない方
候補の一店に加えて頂ければ幸いです。