去年の夏、鈴鹿サーキットに行った帰り道
なぜかエアコンの送風が勝手に強くなったり弱くなったり・・・。
前々から稀に起きる症状だったので
「電動ファンの可動でブロアファンに供給される電力が不安定になるのか?
まあ、LOTUSはこんなもんかな?」
なんて軽く考えていたら、翌日エンジン始動出来ず・・・
と言うよりもキーレスすら反応しない。
結果から言うと、エンジンを切ってもブロアファンが回り続けて
バッテリーが完全に干上がってしまったんです。
さすがロータス・・・。
っで、ブロアファンがNGなのか?と言うとそうでは無く
ブロアファンを制御するレジスターがパンクするとこう言う症状になります。
まあ、ブロアファンが壊れたら、そもそも回りませんからね。
とは言っても、お客さんのクルマがずーっと溢れかえっていた去年。
なかなかデモカーの修理を行う時間とスペースが取れなかったのですが
ようやくスペースを確保して、修理をスタート。
ん?レジスターを交換するだけでしょ??って思ったあなた。
ロータスをなめてはいけません。
作業効率なんてまったく考えていない設計の為
たぶんトヨタ車しか整備してこなかったTOYOTA系ディーラーメカニックだったら発狂します。
(TOYOTAのクルマは修理する事を考えて設計されてますからね~
その分整備メカニックの技量はなかなか・・・。)
まずはライトを外して
フロントカウルを止めているボルトナット類を外したら
カウルそのものを取り外します。
エアダクト類はまんまレーシングカーの手法ですね!
ダクト類もすべて取り外し
色々と剥き出しにしても
まだレジスターは見えて来ません。
そもそもブロアファンが室内に無いって所が、すでに国産車の常識が通用しない!?
エアコンの配管からガスを抜いて、ユニットASSYを外さないとダメっぽいな~。