R35 GT-R MY13モデルは
まずは入庫時の基礎体力測定と言う事で
ダイナパックにてパワーチェック!
パワーグラフが安定した所で
基準のグラフを選択します。
吸排気チューンにNISMOのスポーツりセッティングの組み合わせでしたが
MY13としては好成績な580psを記録!
スポリセもMY13用ではなくMY14用のデーターが入っていました。
現状のパワーが把握出来たので
インジェクターを1050ccに大容量化して
装着して行きます。
NEKOコーポレーションのインマニカバーが映えますね。
同時にプラグも新品に交換しセッティングを開始したのですが
エアフロ装着位置のサクション系は変更されておらず
ブーストを上げて行くとエアフロ電圧が5Vに張り付いてしまいました・・・。
それだけ空気を吸っていると言う事なので、それ自体は悪い事ではありませんが
制御する側からすると悩ましい数字です。
マップ上で手心を加えて、何とか高回転まで回る様にしましたが
今度はトルクマネージメントエラーが発生です。
パワー(トルク)が出過ぎてTCU(トランスミッションコントロールユニット)から
「おかしいですよ」
と忠告されて、スロットルが閉じられてしまいます。
トルクアクチュアルマップを変更し
「そこまでのトルクは出してませんよ~」
と誤魔化すものの、高回転でのクラッチ油圧が下がってしまいクラッチ滑りが発生
トルクマネージメントエラーが出ず
クラッチも滑らない微妙なトルクアクチュアル値を探し出して
673ps トルク102k!
良い感じでトルクアップ出来ましたが、高回転のパワーは意図的に抑えています。
クラッチが油圧も含めてノーマルなので、パワーを持続させると
ジワジワと滑ってしまいます。
サクションをΦ80の物に交換し、クラッチを強化すれば
680psを持続させても大丈夫な感じになると思いますが
それはそれでまたの機会に・・・。
実走行でのセッティングも終えて
エンジンルームのカバーを
再装着したらすべての作業が完成です。
ダイナパックにはすでに次の現車セッティング車両
ロータス エキシージが載っていますが
AT車両初のダイナパック現車セッティングです。
すでにセッティングを始めてはいるのですが・・・。
トラブル山積で、頭が痛いです。笑