去年末、ワンオフのフロントハブ等を紹介した
FIAT500が、とある晴れた日にオーナーのもとに納車されました。
今回も多岐に渡るモデファイと修理で、かなりの長期間預かりでしたが
事の発端は
燃料残量メーターもタコメーターもスピードメーターも値が適当すぎて当てにならない!
と言う発言からスタートしました。
それ以外にも、ドアが勝手に締まって来る・・・。
じゃあ、ドアストッパー部分を鈑金修理で造り直しましょう!
とか
外気温が36度を超えるとエアコンの効きが悪くなる!
じゃあ
送風ダクトからの風をファンで圧送して
コンデンサーの冷却能力を高めましょ!
等々、手直し部分は多岐に渡ったのですが、やはりメインは
メーターの刷新でした。
以前のメーターも
それなりにイカした雰囲気ではあった物の比べてしまうとダサいですね。
今回はモビーディックさんにお願いして、メーターの指針やパネルはすべて造り直しています。
っで、うちのお店としては、まずは燃料メーターの値を正確にする事から始めました。
これが燃料メーター付属のフロート&センダユニットですが
そもそも元の形では燃料タンクに入りません。
そこで燃料タンクの上部を
切開して見ると
あらま、錆粉まみれです。
燃料を全部捨てて見ると、あちこちにクラックやパネル浮きが・・・。
ん~、折角なので
補修して
キレイにした上で
防錆コーティングを施して
燃料タンク内部を作り直しました。
その上で
フロートのステーをワンオフで作製した上で、装着の向きも試行錯誤すると
ようやくまともに動く燃料メーターが完成!しました。
とは言っても、タンク上部を切開しているので
溶接で閉じた後、専用のシールで密閉し
外気温度の上昇をなるべく受けないようにサーモシートで包んだうえで
車載しています。
これで
メーター完成!なんて思っていたら
そうは問屋が卸さない~みたいな感じで・・・。
その2に続く。