GRX133 マークX 他社書き換えツールでの不具合修理

当店では、結構な台数のECUチューンを施工している

GRX133 マークXですが、なかなか厄介なECUを積んでいます。

 

使用する書き換えツールを間違えて

書き換えをミスったり、適合データーを間違えると

色々なインジケーターが

点灯して目がチラチラしてきます。

 

トラコンも効かなくなってしまうので、直さないといけないのですが

他社で書き換えた物となると

もともとどんなデーターが入っていたかすらわからない場合が多いです。

 

DTCエラーを見てみると

ECU側にもエラーが記録されてしまっていますね。

 

こうなるとOBDからではどうにもならないので

ECUに直接アプローチして現状の把握からスタートします。

 

まずは現状のROM-IDを読んでみると

ん?最終モデルのはずなのに、ROM-IDが古い・・・。

これでは、新しいモデルに追加採用されたギミックとのCAN通信が出来ないので

色々な通信エラーが出てきてしまいます。

新しいクルマに古いデーターを強制書き込みしてしまったのかな・・・?

 

TOYOTA車は新しいROMデーターがなかなか手に入らないので

なんとかコレじゃないの?と思われるROM-IDを復元!

 

無事

各種インジケーターは消灯しECUのDTCエラーも消えました!!

 

折角まともなデーターになったので、OBDからも書き換えが出来るようにして

スピードリミッターをカットして見ました。

無事書き換え出来てますね。

 

これでようやくセッティングを行う前準備が整いました。