RPS13 180SX 極低水温時の始動不良改善の為、スロットル改!

色々とトラブルが併発し、なんとかオーナーの元に納車した180SXでしたが

やはり外気温が低くなると、始動性が悪く、始動に失敗するとプラグが被ってしまう様です。

 

始動時の燃料ってどれくらい噴くと思います?

通常時の燃料噴射に対して10~20倍の燃料を噴くんです。

 

特に外気温が0度とかで、スタート水温も0度付近となると

かなりの燃料を噴いても気化率が非常に悪いが故に着火に至らないんです。

なのでかなりの燃料を増量してスタートさせるのですが

足りなければ着火しないし、多すぎればプラグか被る・・・。

このさじ加減が非常に難しいです。

 

それに燃料が燃えるには空気が必要です。

大量の燃料をぶち込んで燃やすには、それなりの空気を送り込まなければいけませんが

技術の日産が採用するAACバルブにはそこまで多量のバイパス量は存在しません。

 

その為、PS13やRPS13にはスタート時のエアバイパスバルブなる物が存在し

始動時のみAACでは足りない空気量をサージタンクに送る仕組みになってます。

 

S14やS15になるとこの仕組みは廃止され

ロストワックスと呼ばれる機械的にバタフライを開く

構造を採用しました。

 

っで、今回の180SXは車体はRPS13ですがNVCSを使う為にS14ヘッドに換装され

サージタンクはトラスト製に変更されているが故に

エアバイパスバルブは装着出来ず、サージタンクに装着される

スロットルはナプレック製に変更されています。

当然ロストワックスは無いので、始動時のエアバイパス量を増やす手立てが無いんです・・・。

 

試しにスロットルを3%ほど開いた状態をイニシャルにして始動して見ると

水温7度でも、結構普通に始動出来ます。

じゃあ、これでいいじゃん!と思うかもしれませんが

水温が温まって来ると、AACバルブが0%の開度になっても

アイドリング回転が1500rpm~1700rpmまで上がってしまいます。

 

低水温での始動時だけスロットルを開け、暖気後に戻る様にする為

オートスタッフ製のスロットルはロストワックスを後付けする加工を行っているとの事。

残念ながらスロットルがオートスタッフ製ではなかったので

自社で真似して造って見ました。

 

スロットル下部をフライスで平らに加工し、ロストワックスはスロットルから切り飛ばして

面と面を出して、ボルトで固定しています。

 

これで、ロストワックスに冷たいLLCが入れば

アジャストカムが動いてスロットルが開く方向になり

水温が上がればロストワックスによりアジャストが無くなり、スロットルは閉じて行きます。

 

回りに走るホースや配管をオフセットしなければ行けませんが

装着自体は出来そうなので、一度取り付けて見てLLCを回してテストします。