非常に程度の良い
USE20 レクサスIS-Fは後期車両で
今回はトルコン太郎によるATF圧送交換とアライメント、ECUチューンのご依頼です。
まずは試乗をしてATの変速ショック等を確認しますが
走行距離も比較的少なく、通常方法でありながらも
ATFは定期的に交換してきたと言う事で、非常にスムーズな変速で
ショックはもちろん滑りの様な症状も元々皆無でした。
なので今回は低価格なATFによる洗油作業はせずに
MotysのM302を使ってATFの圧送交換を行いました。
IS-Fの7速ATは非常にシビアなATで
油量がちょっとでも多かったりするとキャビテーションを起こし
少なければ坂道などでソレノイドに油圧が掛からないと言う症状が出ます。
規定温度に合わせたうえで、ビシっと調整しないといけないATです。
(このATを設計した人間がそう言っているので間違いないと思います。)
ATF交換が終わったら
今度はアライメント測定と調整です。
社外のアームが入っていない状態ですと基本的にトーしか調整出来ませんが
それでも前後トーの調整でハンドリングのキャラクターを換えることは可能です。
今回は直進安定性よりも
重い車体がスパっスパっと車線変更できるようなフットワークの軽さを!
と言う事だったので、リアとフロントのトーを少し思い切った数字にして見ました。
最後は
VFRオリジナルパワーゲートによるECUチューンです。
後期車両でしたが
純正データーの読み込みは問題なく終わり
それをベースにStep1とStep2を端末にインストールしてあります。
気分に合わせてオーナーご自身で書き換える事も可能です!
USE20のIS-Fの場合
OBDポートに端末を繋げたら
この状態でIG-ONにしておくと
初期通信から
書き込みまでがスムーズに行われるのでお勧めです。
書き込みが終わると
実際に書き込まれたデーターの後ろに
アスタリスクマークが付くので、どのデーターをインストールしてあるかが一目瞭然です。
ノーマルでも大排気量V8らしいトルクは感じれるのですが
高回転でのパンチの少なさが気になるUSE20。
ECUチューンを行う事で4500rpm以降は
カタパルトから弾き飛ばされたようなパンチのある加速感に襲われるようになります。
これなら1年に10万前後の自動車税を払うとしても納得して愛せる事間違いなし!です!!