先日のブログでエンジン車載状況をお伝えしたVR38DETTは
キレイにエンジンルームに鎮座して、各配管もほぼ接続し終わりました。
サクションパイプも
左側
右側
共に違和感なく装着されていますが、じつはココGT900タービンの泣き所なんです。
HKSのWEBカタログを見ると
つい先日まではGT900タービンのページにもこの画像が載せられていました。
この画像実はGT1000+の画像なんです。
今、該当ページを確認すると訂正された画像が載せられていて
エアクリーナーとサクションの上流側パイプが無くなってます。
この上流側パイプにエアフロが挿入されるのですが
GT1000+はこのパイプの径が入り口Φ80 出口Φ70と言うサイズなので
エアフロ挿入部分の径はΦ80となります。
Φ80あればエアフロ電圧的にもなんとか1000ps測れるか・・・?と言う感じ。
当初の画像を見た自分は
「GT900にもサクションとエアクリーナーがセットで付くようになったんだ。」
と安心していたのですが、届いた内容を見てみると2つとも同梱されておらず・・・。
説明書を読むと、実際は
純正エアクリーナーボックスを使う仕様なんです。
GT900と言う名前の由来になっている900psを出力する仕様のタービンに
純正エアフロパイプを使って、測定容量が足りる訳ないです。
そう言う現実があるのでHKSのGT900タービンをR35に装着する場合は
エアクリーナーからサクション上流側のパイプを別に用意する必要が出てきます。
でも、HKSが用意している
このサクションキットが装着出来るか?と言うと、出来ないんです。
説明画像を見ると赤丸部分の直径はΦ60。
GT900タービンの該当箇所はΦ70なんです。
だって、純正エアクリボックスに繋がる部分なので・・・。
と、なると、GT900タービンキットに組み合わせられる
エアフロ装着部分がΦ80サイズのサクションキットはHKSには無い!
と言う事になります。
かと言ってトラストのΦ80SPLサクションキットが
そのまま装着出来るか?と言うとNGです。
寸法を合わせて加工する必要があるのと、セットについてくる
サクションパイプの下流側が余ってしまう上に定価12万円の出費。
この問題、早急に解決してくれないと
折角GT900タービンが良い仕事してくれるのが台無しです。
今回はどちらでもない方法を使って
違和感なく収めましたが、基本はワンオフ作製になってしまうのが現状です。
まあ、文句はこの辺りでヤメにして、エンジン始動に向けて最終チェックに入ります。