お待たせしました!
タイトル通り
FK8 シビックタイプRのECUチューニング
Step3とStep3-Rを正式にリリースします。
今回Step3シリーズの開発に当たっては
親交のあるホンダディーラーから車両を提供して頂きました。
ありがとうございました。
Step3に関してはプラグをNGKのレーシングプラグに替える以外は
ノーマル車両に対応しています。
マフラーは好みの物に替えてもらっても良いですが
エアクリーナーはノーマルがベターだと思います。
HKSのレーシングサクションやコールドインテークも試しましたが
エンジンチェックランプが点灯したり、それを抑える為のAFRを付けると
ブーストやエアフロ電圧をごまかされて正規のパワーが出なかったりと
散々な結果に終わっています。
なんとか辻褄を合わせてみても、パワーは純正エアクリーナーと同じぐらい・・・
だったら高額な投資金額を他のパーツに回した方が良いですよね。
唯一純正よりパワーが上がり、エアフロ周りにトラブルを起こさないのは
航空力学を応用したEVENTURI製のエアクリーナー
このエアクリーナーキットはきちんとツボを押さえていて良いと思います。
当店でもテストしましたが、不具合なくパワーアップします。
っが、高価なのと納期が結構掛かります。
Step3-Rに関してはHKSのインタークーラーに対応させていて
プラグはNGKのレーシングプラグが必須ですが
吸排気系はノーマルでも大丈夫です。
Step3同様、マフラーは好みの物に替えてもらっても良いですが
エアクリーナーはノーマルがベター
予算が許せばEVENTURI製がお勧めです。
HKSインタークーラーに対応させている。
と言う表現をしたのは、必須ではないからです。
と言うのもHKSのインタークーラーは現在品薄状態で納期が2.3か月掛かります。
Step3-RにECUチューンしようと思っても
インタークーラーが直ぐには手に入らない。と言う状況は良くあるパターンです。
そこでECUの点火アドバンス機能を積極的に使う事で
ノーマルインタークーラーの際は点火時期を抑えめにして走行させ
インタークーラー導入後は吸気温度とノック状況を見ながら
ECUが自動的に点火を進めてくれることで
ある程度走行すると勝手にパワーが上がってくれるような仕組みです。
それでは皆さんお待ちかねのパワーグラフです。
まず今回の車両はレーシングプラグとインタークーラー以外はノーマルです。
細いグラフがインタークーラー導入前
太いグラフがインタークーラー導入後です。
TCF1.0で測定するとピークパワーで7psほど変わりトルクの立ち上がりが早くなるようです。
やはりノーマルECUではインタークーラーの性能を使い切るのが難しいようですね。
以前のテスト車両もそうでしたが、FK8はTCF1.1ぐらいでカタログ馬力になる様なので
設定をTCF1.1に替えて比較すると大体10psほどの違いが出ます。
今回も細いグラフがインタークーラー導入前
太いグラフがインタークーラー導入後です。
Step3をインストールすると
397ps トルク59.8kまでパワーアップ!
奇跡の1本ではない証拠として
ちなみに以前テストしたAPEXのフルエキゾーストを入れて現車合わせした車両と比べると
多くは語りません・・・。
これがStep3の実力です。
だったらStep3-Rはどうなっちゃうの?
これがStep3-RとHKSインタークーラーの実力です!
ノーマル時323ps トルク46.1kだったのが
432ps トルク63.6Kまでアップデートされます。
TCFに関して色々議論されることもありますが
肝心なのはビフォーアフターであって、結果の馬力だけを見てどうのこうの言うのではなく
何馬力だったものが何馬力にあがったのか?その差が大切です。
とは言う物の、一般的な測定係数TCF1.15でのグラフを見たくなるのも本心
452ps トルク67.4kです。
インタークーラーの性能を十分に発揮させていると思います。
さて気になるのはその値段だと思いますが
Step3 198000円
Step3-R 216000円
正直言って安くは無いです。
そしてこのStep3シリーズをインストールするに際しての制約が・・・。
もしデーターをノーマルに戻したり、データーをチェンジする場合は
通常のアプローチ代とは別にロックコード解除作業が必要になります。
データーを守る為、特殊なコードを組んでインストールするからです。
なのでStep3シリーズをゴールと決めるなら良いのですが
今後現車合わせや他データーにチェンジする事を考えているのであればお勧めできません。
金額的にもデーター的にもそれなりの覚悟が必要ですが
その覚悟を上回る結果が出ることには自信があります!
2019年最後のECUバリエーションは
FK8シビックタイプR用Step3&STEP3-Rデーターでした。
このデーターを含む、ECUチューンが
ウィンターキャンペーンとしてリリースされるかどうかは
本日夕方のブログを見て下さい。