HKSの2.1Lストローカーキット&ターボ用ローコンプピストンを組んだ
ZN6 86は無事エンジン始動が出来、オーナーによる慣らし運転へ旅立って行きました。
・・・がっ
エンジンスタンドに載せられて
残ったエンジンオイルを
排出しているのはこの86とは別のFA20エンジンです。
サーキット走行中にエンジンからタンタンと言う音が鳴り響いたようで
フロントカバーとオイルパンを外してみると
あちこちにメタルの破片が・・・。
完全なるメタル流れです。
メタルが無くなってしまったコンロッドの大端部は
完璧に焼きが回ってしまい
再使用は無理です。
シリンダーは
縦筋が入っている物の、ボーリングすれば使えそうなので
86.5㎜のオーバーサイズピストンを使って再生して行きます。
FA20も過給機チューンが主流になって来て
(うちの店だけなのかも。入庫する86 BRZの6~7割は過給機付きです。)
エンジン本体の基礎体力アップが必須な中
国内のチューンドメーカーからは、未だ強化されたメタルが発売されません。
海外サイトを検索すると、すでに多くのメーカーから強化メタルが出ているので
今回も海外パーツを巧みに用いてチューンドリビルトして行きたいと思います。