去年末にセッティングを開始したものの
お客さんのセッティングが怒涛のようになだれ込んできて
ダイナパックから早々に降ろされてしまったデモカーの
メルセデスベンツAクラス W176 A45-AMG
半日だけ開いたダイナパックを有効利用してセッティングを進めます。
突貫ではありますが、A45に積まれたこのエンジン制御の特性が何とか把握出来て
前回はこんな感じのグラフまでしか出来なかったのを
こんなグラフに変えることができました。
前回セッティング時のグラフはグレーで、ノーマル時は破線
今回セッティング完了時が赤色のグラフです。
ブーストの立ち上がりを少し中速域中心にすることで3000~5000rpmのトルクアップに成功しています。
分かりやすくノーマルと比較すると
こんな感じの違いです。
最大パワーも前回406psだったのが今回は409psで、トルクは55kオーバーです。
ダイナパックから降ろして、実走確認を行って見ると
通常使用域のトルク感が非常に強く前面に押し出され
ノーマルのA45に乗った際に味わった感動が、ECUチューンでさらに凄みを増しました。
このトルクとパワーを2.0Lエンジンで出力するあたり
さすがはAMGと言った感じです!
ちなみにこの車両、エアクリーナーはもちろんマフラーも触媒もノーマルのままで
ECU以外はどこも弄っていない車両です。
エアクリーナーをもっと抵抗の少ないものにして
ダウンパイプとキャタライザーを高効率に変更すれば、もっとトルク&パワーアップするでしょうね。
前回のブログにもアップしていますが
今回のこのW176 A45-AMGもOBDポートからのデーター書き換えを行っていて
以前の様にECUの蓋を開ける必要はありません。
通販の場合もECUは分解せずにデーターインストールが可能です。