FK8シビックタイプR ECUチューニングSTEP1検証!

先日のブログで、ちょっとだけパワーチェックの様子をお伝えした

FK8シビックタイプRですがECUチューニングが完成しました。

 

すでにご存じの方も多いと思いますがFK8に使われているECUは

通信する為だけにもパスワードが求められ

アンロック出来ない場合は通信を拒否されます。

パスワードそのものを書き換えてしまおうとすると

今度はECU内データーすべてのチェックサムがずれて

今度はエンジンが掛からない。と言う なんとも面倒くさいECUです。

 

その為様々な通信手段が必要となり、FK8のECU書換に関して

今までは、車両そのものを数日間預かる必要がありました。

そして今回実際にクルマを預かり、既存の通信手段を試して見ると・・・。

 

残念な結果となってしまったので、新しいタイプの通信手段を試み

通信パスワードのアンロックやデーターの吸出しと編集

編集後のデーターの書き込みが出来るのか?

編集後のデーターを書き込んだ際、編集通りの結果が出ているのか?

を確認する為、車両をダイナパックに載せてパワーチェックを行った訳です。

 

まずはノーマルECUでもスピードリミッターが効かない3速でのパワーチェック

さすがパワーでは定評のあるFK8

TCF1.0補正値無しでも309psを出力し、カタログ馬力の320psに迫ります。

トルクに関しては43.2kでカタログ値超えです!

STEP1データーに変更すると332psまでパワーアップし

トルクはなんと45.7kまであがりました!!

実用域のトルクアップは乗って速いと感じさせる重量なファクターです。

 

続いて、ギヤを4速にして見ます。

ノーマルECUではスピードリミッターが効いてしまい

6600rpm辺りでスロットルが閉じられます。

 

さらに4速測定ですとパワーがロスってしまった様で

TCFを1.1に変更して、カタログ馬力の320psに対して

ほぼ同じ数値となる317psに出力されるように調整しました。

その上でECUチューンを行うと357ps トルク49.6kまでパワーアップ!

STEP1としてはかなり良い感じの出力になりました。

この結果は新しいタイプの通信方法でも

きちんとデーターの変更や編集が有効だと言う事の証拠です。

 

更に嬉しい事に、この通信方法だと

既存でラインオフされているFK8のECUに関しては

ECUだけ送って頂いて、こちらで書き換えを行う

いわゆる通販にも対応できる可能性が大です!

今後ラインオフされる車両にどんなECUが詰まれるかは未知ですので

どんなECUでも通販可能というわけではありませんが

少なくとも今、すでに納車されて走っているFK8に関しては

ECUだけでも通信する事が出来ると思います。

 

 

さらに、電動ファンの駆動温度変更が水温安定に有効だという事も分かったので

電動ファンの設定温度の変更もオプション設定しました。

 

問い合わせの多いガレージリミッターは

0㎞/h時に回転が3500rpmまでしか上がらないのを

通常REVリミッターと同じ7000rpmに設定し直し

キレイに回る様にしました。

 

これでゼロヨンスタートもOKですし

マフラーを社外品に交換した際のレーシング音も

高回転までキレイに響かせることが可能です!

 

今回車両を提供して下さり

ダイナパックでのパワーチェックを快諾して下さったオーナーには本当に感謝です。

この結果により、今後の通販の可能性や

各種追加項目の設定に関して新たな道が開けました!

 

 

 

 

FK8の車外パーツも色々と出そろってきたので

吸排気をバランスよくチューニングしてある車両をベースに

STEP2セッティングを進めたいと思っています。

車両を提供しても良いと言う方は、ご連絡下さい。

現在ノーマル車両であっても

当店お勧めの吸排気に交換しながらセッティングする事も可能です。

 

 

こうなって来ると、ZC33Sスイフトスポーツ用ECUも負けてはいられなくなってきます。

STEP2までは既に大勢の人が試して下さっているので

STEP3導入のハードルを下げるようなキャンペーンを考えています。

明日のブログで発表するので、ZC33Sオーナーは要チェックですよ!