EX側に調整式のスライドカムプーリーを入れるついでに
タイミングベルトやウオーターポンプを換えてからLINKのリセッティングをすることになっていた
こちらのJZX100 チェイサーは、アイドリングでガラガラと音がしていましたが
その原因が外ベルトのオートテンショナー&プーリーでした。
先回の整備で交換したと言うので、なんでだろうと思っていましたが
ベルトを外すと、明らかにプーリーベアリングがゴリゴリでそこからガラガラと音が出てます。
聞いてみると、交換は交換でも、中古品での交換・・・
と言うことで、傷み具合に納得です。
テンショナー等の交換はなるべく新品を使った方が良いと思います。
そうしないと、折角新品で交換したファンベルトが
数千キロで反ってしまって、使い物にならなくなってしまいます。
クランクプーリーを取り外し
ウォーターポンプを新品に交換したら、必要部品を元通りに組み付けて
スライドカムプーリーはひとまずイニシャル0で組んでおきます。
この時点で一度エンジンを掛け、試運転をしてみると
さっきまでガラガラ言っていた音が無くなって、新たにキン キッン キ ッキンと
エアクリーナーから嫌な音が聞こえます。
ガラガラ音で気付かなかったと思うのですが、聞こえてしまった物は気になるので
エアクリとサクションを外してタービンブレードを触ってみると
残念ながらスラスト方向にかなりのガタがあります。
アイドリングの排圧でブレードがスラスト方向に動いた際
ブレードの一部がハウジングに干渉していた音がキンキン鳴っていたんでしょうね。
外して観察して見ると、純正タービンではなく
コンプレッサー側ハウジングを少し削って大きくし
エキゾースト側にメタルブレードを組んだハイフロータービンでした。
色んなショップさんがハイフロータービンを売ってますが
出元は2か所か3か所・・・。
今回のこのタービンは1年半経たずしてこんな状態になってしまった様です。
ちなみにハイブーストでの使用は皆無です。
同じようなタービンは絶対に入れたくないので
今回はGCGのギャレットタービン GT3067Rを
純正ハウジングに押し込んだ、GCG製のハイフローを選択しました。
ガスケット等必要部品が揃ったら組込みを再開して行きます。