こちらの86は
他店にてHKSのS/Cキットを組み込まれた車両ですが
来年から本格的に耐久レースに出るという事で大幅な仕様変更の為お預かりするクルマです。
大幅なリメイクは来年以降に着手しますが
今回は年内のサーキット練習走行の際、
水温・油温上昇で各種フェイルセーフが介入するのを最低限にしたいという事で
ラジエターの効率アップとオイルクーラーツイン化を施工しています。
もともと
メーカー不明の社外ラジエターが付いていたのですが
富士SWを数周するだけで水温リタードの洗礼を受けたようで、より効率の良いラジエターと言う事で
今回、使用したのは
DRLの対シリーズでラジエターとオイルクーラーが一体になった物です。
オイルクーラーはここから
更にHKSのオイルクーラーを通して行くという作戦です。
ジョイントやホースは新規で作製しなおす必要がありますが
油温低下には効果抜群だと思います。
入庫の段階でガチ当たりしていた
エアコンコンデンサーと社外ラジエター
エアコンのリキッドタンクや
S/Cオイルクーラーとボルト
反対側のパイプの干渉など
厚みの増えたラジエターを入れたにも関わらず何の対策も取っていないお粗末な状況でした。
幸いコンデンサーやパイプが破れてしまうほどのダメージが無い状態で気づけたので
大事には至りませんでしたが、このままサーキットの全開走行を数日繰り返していたらと思うと・・・
86BRZオーナーでS/Cキットを付けている皆さん
各部の干渉、大丈夫ですか?
このままの状態では使い物になりませんので、今回の段階でキチンと対策することにしました。
DRLラジエターのオフセットはKOYOのラジエターほど必要ありませんが
前後に均等に厚みを増しているようで
2mmほどのオフセットが必要な為、ワンオフにてスペーサーを作ったり、ステーを造り直して対応しました。
たかが2mm、されど2mmです。