S14 シルビア T518Zタービン車両 セッティング前の下準備

T518Zタービンを装着し、インジェクターは800cc

エアフロはR35用にΦ80のアダプターが装着されているものの

始動時にかぶってしまってなかなかエンジンが掛からないと言う症状の

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こちらのS14 シルビア

 

バッテリーがすぐに上がってしまうので?と思っていたら

ブレーキランプのセンサーが壊れているようで、ブレーキを踏んでいないにも関わらず

ブレーキランプが煌々と点灯していました。

接触不良を起こすとブレーキランプが点灯しっぱなしになり、バッテリーが完全放電してしまっているのでしょうね。

ひとまずブレーキセンサーのカプラーを抜いて放電をストップさせ

別のバッテリーに仮交換してエンジンを始動し

燃圧計とA/F計を取り付けて、入庫時の健康診断開始!

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燃圧は問題ないものの

ブーストが掛かった後はA/Fが9台に突入すると言う激濃状態でした。

当然

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パワーも320ps前後とT518Zタービンとしては全く本領を発揮していません。

 

さらに

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ブーストの設定がおかしいようで6500RPM付近でドロップしてきます。

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ブーストコントローラーの設定を見てみると

まずGAINが60と、やたらと高く設定されていて

基本のDUTY値は33と、ものすごく少量

ブースト0.8k前後になるとスクランブルが10秒ほど発動するような、なかなかトリッキーなセッティングでした。

 

ブーストがドロップするのではなくて、もともとが0.8k付近で設定されているものを

オートスクランブルで10秒間だけ0.3k程加算させて、結果1.1kぐらいまで上昇させると言う

今まで見たことのない状況

 

「これ、何か意味があるのか?」

と0.2秒ほど考えましたが、

普通のセッティングのが間違いなく安定すると判断し

現状のデーターはすべて消去して

何時も通りのブーストセッティングに変更

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ドロップ現象はなくなりました。

4chほど設定できるので、それぞれ妥当なDUTYを設定し

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良い感じのブースト設定が出来ました。

 

お次はCPUの基盤交換

取り外したCPUを開いて

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ロムを取り出したら、現状のデーター確認

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エアフロデーターはR35のVQマップを貼り付けることもできておらず

SR20DETのノーマルエアフロVQマップのままでした・・・

こりゃ調子悪いはずだ~

 

追加基盤をNISボードに変更

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したら、今回使用するFPプログラムをインストールして

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CPUのNisutune化完了

 

車体に装着して通信まで確認出来たので、今日の作業はここで終了

続きは明日へ