昨日からセッティングを行っている
デモカーのR35 GT-R
ここまでの流れを簡単にまとめると
前回と大きく変わっているのがブーストのコントロール
今までは純正CPUのブーストコントロールを使用していましたが
今回はHKSのEVC6 2.4IRを導入
ソレノイドバルブ制御とステッピングモーター制御の違いにもなるのですが
結果は上のグラフのようにEVC6を使った方が上手にコントロールできました。
純正CPUでGCG GTX3067Rタービンにブースト1.9kを掛けようとすると、
アクチュエーターのイニシャルを上げる必要があり、最低ブーストも上がってしまっていました。
しかし今回は
最低ブーストは1.2k(EVC OFF)
立ち上がり重視の1.5k~最大パワーの1.9kまで4種類のブーストの設定が出来ました。
最終的なパワーは
915ps トルク128.6k(青いグラフ)
HKSクラッチを組んだ時に記録していた874ps(緑のグラフ)を上回る事が出来ました。
最大パワーが上がったことも嬉しいのですが、トルクの立ち上がりが良くなったのも嬉しいですね。
純正タービンの制御であれば純正CPUでのブーストコントロールも有効だと思いますが
強化アクチュエーターを使用したり、大容量のアクチュエーター式タービンに変更した時は
ブーストコントローラーを後付けした方が結果的には安定した制御が出来るように思われます。
各ブーストでのセッティングもそれぞれに味付けを変えて見ました。
ブースト1.2kと1.5kは高回転でパワー感が出るように
ブースト1.7kと1.9kはとにかく立ち上がりのトルク重視です。
ブースト1.2kでも700ps トルク95k
ストリートならこれで十分の様な気もしますが
900psオーバーの加速を味わってしまうと、700psでは物足りなくなってしまうんですよね。
世の中的には1000psオーバーは当たり前で
国内でも1100psクラスのGT-Rがボチボチ出てきましたね。
みんなミッションどうしてるんだろ・・・