当店では大人気となっている、トルコン太郎でのATF圧送交換
しかしATFクーラーが今どきのAT一体型のタイプだと、圧送交換が出来ません。
今回入庫したNZE141カローラフィールダーも、
ATFクーラーが一体型でしたので、車両を預からせて頂き
アダプターの制作が可能かどうかを判断をする事に。
スペース的には余裕があり
ATFの取り出しアダプターを取り付けてもフィッティングが干渉する事は無かったので
専用アダプターをワンオフにて作製し、ATFの圧送交換を行いました。
以前に希釈方法でのATF交換は行っていると言う車両でしたが
トルコン太郎に繋いで、実際にATFの色をモニターしてみると
ん~、ものすごく汚れています。
左が新油、右がATの中に入っていたATFです・・・
結局、希釈方法でATF交換した所でオイルパンに戻ってきたATFを吸って~吐いて~しているだけなので
総量を交換する事は出来ないんです。
今回は圧送交換とATFクリーニングを繰り返して行きます。
まずは8L分のATFを交換し、クリーニング・・・まだまだですね。
2回目は
追加で4L交換して、クリーニング
あまり変化が無いので、もう4L交換してクリーニングすると
透明感も出て、スラッジの混濁もなくなりました。
結局、圧送交換で16LのATFを交換し
3回のクリーニングを行いようやくまともな状態になった事になります。
今回のカローラフィールダーはエンジンが1NZでしたので
同じエンジンでアダプターの設置スペースがある車両であればATF交換可能です。
製作したアダプターが適合するかどうかは、実際に車両お預かりしてATFクーラーを取り外す必要がありますので
お電話ではお答えできません。
通常のATF圧送交換の8400円の工賃に加え、アダプター脱着で8000円
実際に交換したATFの値段に、Oリング、パーツクリーナー等で2500円ほどが必要となります。
(すべて税別)
14系カローラフィールダー以外の1NZエンジン搭載車両で
ATFの圧送交換を検討していらっしゃる方は車両持ち込みにてご相談ください。