今までE/G、A/Tの換装やATFクーラーの取付を行っていた
MNH15 アルファードは
最終段階のセッティングへ
通常のセッティングスペースには、車高の関係で入れないので
少々手前にてダイナにセットオン
アルファードが4輪ともダイナに装着された絵面は初めて見ましたが
ある意味迫力満点ですね。
もともと、トラストのE-MANAGEアルティメイトが装着され、実走にてセッティングされているとの事だったので
今回はアルティメイトのリセッティングとV-MANAGEを追加で装着しVVTIのセッティングの両方を行っていきます。
まずはE-MANAGEもV-MANAGEもディップスイッチをOFFにしてパワーチェック
その後、入庫時のアルティメイトデーターを検証の為
V-MANAGEはOFFのままアルティメイトをONにしてパワーチェック
青いグラフがアルティメイトOFF(ノーマルCPU)
水色のグラフがアルティメイトON
ほぼ変わらないですね。
それもそのはず
入庫時のデーターはエアフロ電圧4.5V以上の欄にしかデーターが入っておらず
補機類がノーマルの1MZエンジンではそこまでエアフロ電圧が上がらないので
トレースデーターとしてはノーマルと同じパワーが出力された訳です。
気を取り直して、まずはVマネージのセッティングからスタート
エンジンとしてどこまでインテークカムの進角を欲しがっているのか
何回転以上は進角が邪魔になるのかを、パワーグラフを見ながら調整し
ひとまず水色の太いグラフまでパワーアップ
4800RPM以上はインテークの進角は邪魔になるようですが、一気に進角をやめると谷が出来るので
進角をやめるポイントまでの数字の戻し方が肝になりました。
VVTIの進角マップが出来上がったら、今度はアルティメイトのリセッティング
もともと入っていたデーターは一度消去して、ログデーターを元にA/Fの調整と点火時期を合わせ込んでいきます。
水色はVVTIのみをセッティングした時で、茶色がA/Fと点火をセッティングした後です。
2000RPM付近のトルクと5000RPM以上でパワーアップが出来ました。
診辛いとは思いますが点線がノーマル時のパワーグラフなので
実用域から高回転まで、ほぼ全域でのパワーアップは出来ていると思います。
これからダイナパックから降ろして、実走セッティングに入ります。