久しぶりにNAのスポーツコンパクトが入庫
K13 マーチ NISMO-Sです。
今回は
すでに吸排気がチューニングされた車両で
エアフロ周りもすこし手が加えられている車両ですので
純正のO2センサー取付場所と同じ位置にA/Fセンサー用のボスを溶接取付し
A/Fの推移を確認しながらセッティングしました。
純正のデーターにA/Fのデーターは無く、O2センサーのみにてフィードバック制御を行っている様です。
ノーマルでのパワーチェックを行い
その後数種類のデーターを試してみました。
赤いグラフが入庫時のパワーグラフで、98.8ps トルク14.8k
フラッシュタイプの書き換えですので
毎回CPUを取り外す必要もなく、データーも512KB前後なので書き込み時間も比較的短いです。
納得いくまでデーターを試すには良い環境ですね。
予想したのとは逆方向にA/Fを振るとHR15エンジンはパワーが上がるようです。
最終的には
可変バルタイの変更が一番効果が出て、109.6ps トルク16.3kにてダイナパックでのセッティング終了です。
実走セッティングではRevリミッターの設定ポイントを見極めるべく
色々と試して見ましたが、7000rpm付近まではパワー感が続くので
実用域は7000rpmまでとし、
いざと言う時の回転マージンとして、もう少し回るようにして見ました。
シフトアップをしようか迷うようなシュチュエーションの際に
そのままのギヤで走り切れるような、そんな感じです。
実際に走ってみるとレスポンスも非常に良く、約110psと言う数字以上にキビキビと走るので
軽い車重とも相まって、とても気持ちの良い加速をします。
デミオのDJ5FSの様に、暫定のデーターがある訳ではないので
データーインストールのみと言う訳には行きませんが
現車合わせであればK13 マーチのHR15エンジンのセッティングも可能です。
E12 ノートのHR1RDEエンジンなどもセッティングの準備は出来たので
試して見たい方、お問い合わせください。